MMFは、どのような時に元本割れするのか?―エンロン破綻時のケース

(2007/12/16)

堅実な投資先と考えられているMMFに元本割れの危険が生じているというエントリーを書いたが、付随する問題として、過去にMMFが元本割れを起こしたときの状況をちょっと調べてみたい。

MSNマネーの初めての投資信託、MMFから始めてみては?というコラムによると、MMFが元本割れを起こした最近の例として、2001年11月の米エンロン社の破綻に伴い社債の価値が大幅に下落した際のケースを紹介している。このときには、「社債を保有していた「日興MMF」「UFJパートナーズMMF」など5本のMMFが元本割れを起こしました」とのこと(ちなみに、元本割れを起こした日興アセットマネジメントのMMFが復活したのは、2006年に入ってかららしい)
MMFは銀行預金並みに安全だろう、と安心しきっていた個人投資家にとって、エンロン破綻の際の元本割れは、かなり衝撃的な事件(?)だったみたいだ。運用会社のほうでも、この事件を教訓として、MMFの運用ルールを改善。以降、MMFの元本割れは起きていないとのこと。

ちなみに、エンロンの社債をめぐる悲喜こもごもの詳細については、投信資料館のサイトに詳しい。同ページによると、投資信託を運用する金融機関各社がエンロンの債券を購入したのは、主として2001年の春頃だという。当時、エンロン本社から財務部長クラスの社員が、自社債券の売りこみに日本までやってきて、投資信託会社を含む機関投資家を営業して回っていたそうだ。そして、このロードショーに招かれたファンド・マネージャーやアナリストたちは、エンロン社によるプレゼンテーションに「大きな感銘を受けた」とのこと。そりゃ、感銘を受けりゃあ、自社が運用するMMFにも当然組み込むわな。
・・・で、エンロンの粉飾決算があらわになったのって、いつ頃だったっけ?2001年の秋。インチキが明るみに出たのは、金融機関の人たちが「大きな感銘を受けた」あとから、だいぶ時間が経ってからだったようだ(w

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