インフレ連動債を組み込んだ投資信託ってあるの?

(2008/03/01)

スタグフレーションに関するエントリーでもちらっと触れたが、物価上昇時に資産を保全するための有効な対策のひとつとして考えられるのが、インフレ連動債への投資だ。この種の債券を組み込んだ投資信託について、ちょっと調べてみたい。

まずはじめに、そもそも、「インフレ連動債」とは何だろう?
PIMCOの「Bond Basics」なる解説コーナーに詳しい解説が掲載されている

上記ページの説明によると、インフレ債(物価連動債)とは、「物価上昇率(インフレ率)に応じて、元本が調整される」債券のことを指すという。海外ではすでに米国、英国、カナダ、豪州、フランス等で発行されているそうだ。
通常、インフレーションが発生し金の価値が目減りすると、金を貸しているほうが損をする。例えば、パン1個が100万円、という経済状態では、300万円を返すのは痛くもかゆくもない。なぜって、たったパン3個ぶんの価値の金を払うだけでよいのだから。
しかし、このインフレ連動債の場合は、そうは問屋がおろさない。物価が上がったときには、貸した金の金額(=実質価値)もしっかり上昇させますよ、という約束のもとに、金を貸すからだ。この仕組みでいうと、債券の発行者、つまり金を借りた側は、相応の「負担感」(?)を終始負う必要がある。逆に、金を貸す側は、インフレが発生したらしたで、その時代に相応の金を返してもらえる。実質的な価値が低下せずリスクヘッジがしっかりきくので、夜も安らかに眠れるというわけだ。

その特質から、とくにスタグフレーションの到来を心配し、対策の必要性を感じでいる投資家の関心を引く商品と言えるだろう(※ただし、正確な知識を身につけることはやはり大切)

では、このような債券を組み込んだ投資信託には、どのようなバリエーションがあるのか?

例えば、当ブログでもよく言及しているiSharesでは、ユーロインフレ連動債のETFを取り扱っているようだ。ユーロ圏の政府が発行するインフレ連動債を組み込んだ投資信託だ。ユーロ圏の資産に投資している投資家は、このETFをポートフォリオに組み込むことにより、物価上昇時のリスクを相殺することが可能になるという。

もうひとつ、ソニー銀行のMONEYKitで、世界物価連動国債ファンドという商品を見つけた。これ、「物価の優等生」という愛称がついているらしい。世界の物価連動国債に投資を行うバンガード社の投資信託と、国内の公社債に投資を行うファンドを投資対象とするファンド・オブ・ファンズとのこと。3ヶ月ごとに分配を行い、為替ヘッジは行わないそうだ。あとは・・・しっかりチェックすべきなは、やはり販売手数料と信託報酬くらいかな・・・。

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