バフェット氏の米国経済見通し ― 「米国はすでに景気後退入りしている」

(2008/03/09)

著名投資家のウォーレン・バフェット氏が、「米国は景気後退入りしている」との見解をテレビインタビューで述べたという。バフェット氏の言うことだからといって何から何まですべて正しいなどと言うつもりは毛頭ないけど、経済の見通しに関してこれまで明晰な洞察を加えてきた同氏の意見には少しは耳を傾けるべきかと。

バフェット氏がこの見通しを述べたのは、CNBCによるインタビューとのこと。常識的な定義からすれば、米国経済はすでに景気後退入りしていると考えざるをえない、と述べたようだ。景気後退を決定付けるマイナス成長が数字ではまだ出てきていないが、どこをどう見てもリセッションとしか言えない、という論調だろう。ただ、今回のリセッションがどのくらいの期間に渡り続くものなのかは、予想が難しいとコメントしている。

景気後退の引き金を引いたサブプライム・ローン問題に絡んだ話しだと、最近では、バフェット氏のモノライン救済の件がニュースになった。この件については、良心的で富裕なバフェットおじいさんが、愛国心から救済に乗り出した、という論調を展開されていた記事も目立った。
しかし、本石町日記さんや他の思慮深い方々も指摘されている通り、バフェットが引き受けたのは、デフォルトリスクが限りなくゼロに近い地方債のみであり、決してモノラインを苦境から救おうとして手を差し伸べたわけではない。逆に、モノラインの苦しい立場を見透かして、おいしいところだけを持っていったわけだから、決して慈善的な意向で行ったわけではないだろう。

先週3/3に発表された米ISM(サプライマネジメント協会)製造業PMI(購買部景気指数)は、じつに5年ぶりの悪化となった。さらに、米国の建設支出も14年ぶりの低水準。政府が発表した雇用統計の数字も悪かったし、米国経済の見通しは、大方の予想通り(?)このまま後退局面をつきすすむしかないのだろうか・・・。

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