用語:ソブリン・ウエルス・ファンド(SWF)とは?

(2008/03/12)

シティバンクへの資金供給を行ったUAEのアブダビ投資庁など、サブプライム・ローン問題でにわかに注目を浴び始めた政府系ファンド(ソブリン・ウエルス・ファンド)。略して SWF と呼ばれ、日本でも設立の是非が喧々諤々で議論されている国家運営ファンドだが、具体的にはどのような内容のものを指すのか?

リンク先の『WEB金融新聞』の解説によれば、政府系ファンドとは、「各国の政府や中央銀行など国営・公的な機関が運用している国家ファンド」を意味する。主に中東の産油国や中国、シンガポール、ロシアなどが同類のファンドを設立しており、運用に投入される資金には、もっぱら資源(コモディティ)や製品の輸出によって稼いだ国富である外貨が回されるようだ。当初は米国債などの安定した資産に投資されていたが、資源高によって外貨収入が潤った新興国では、より利回りの高い運用リターンを求めて株式や不動産などのリスク資産にも積極的に投資されるようになったらしい。このところ、よくニュースに登場するようになったのも、そのようないきさつがあったからなのか・・・。まあつまり、儲かって山っ気が出てきたということか(^ ^;
現時点で最も規模の大きいものは、前述のアブダビ投資庁であり、運用している額は1兆ドルに達するとのこと。原油高で稼いだ豊富な資金を運用し、さらにガッポリ収益を上げてしまおうという狙いだ。

ソブリン・ウエルス・ファンドについては、「ウォールストリート日記」さんのエントリーSWFが象徴する「新世界秩序」?に興味深い事実が書かれている。
SWFが注目されるようになったのは、その「ありあまる資金」ゆえだが、モルガン・スタンレーが実際に試算してみたところ、政府系ファンドの運用資産額は、総計で約315兆円にものぼるという。ここまで巨大な資金を動かすだけでも、見方によっては危ない(?)投資機関だけに、とくに政治的目的に基づいた投資活動に警戒感を抱く声も上がっているようだ。まさしく「逆投資」を受ける形で、先進国の金融機関もSWFから資金援助を仰ぐくらいだから・・・その影響力は決して無視できないな・・・。

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