カリフォルニア州の公務員年金基金カルパースが、商品への投資を今後3年間で50億に拡大する可能性があるとの報道が流れている。
ウィキペディアの紹介ページにもあるが、カルパースは、年金基金としては珍しく積極的な運用姿勢で知られている。新興国やヘッジファンド、未公開株など、通常の年金基金の「堅実」な(?)運用担当者であれば敬遠しそうな、リスキーな投資も行っているのだ(例えば日本の年金は、未だに国内の株式や債券への資産配分がほとんどなのではないだろうか・・・)
それこそ、時代を先取りする「ぶっとんだ」年金基金というイメージで、それこそ世界中の投資家の注目を集めているようだ。
そんなカルパースが、コモディティへの投資を拡大させていく意向だという。
同基金は、2007年に、ゴールドマン・サックスのコモディティ・インデックス(GSCI)に連動した商品投資を開始。その後の世界的な資源高で運用成績は好調。2010年末までに、ポートフォリオの5%をインフレ連動商品にすることを目標としており、このうち商品の占める割合が40%だという。
カルパースのスポークスマンがロイターに語ったところによると、商品投資の比率を上げる理由は「着実なパフォーマンスを示しているから」であり、株価に連動しない資産としてポートフォリオに多様性を持たせられるからだという。
この理由の部分が、少しだけ気になった。現状のパフォーマンスが良いからという理由でコモディティ市場に資金を注ぎ込むということは、結果として、高値掴みをすることにはならないのだろうか・・・?踏み上げ太郎さんは、商品ブームが曲がり角にというタイトルが全てを物語るブログ記事で、現在のコモディティ市場は「モメンタム筋が沢山乗っている」状況であることから、サイクルの頂点に近く売り時ではないか、と指摘されている。つまりは、祭りがそろそろ終盤に差し掛かっているとも考えられるわけで・・・カルパースは、今後数年間の市況をどのように分析しているのだろう?
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