新日鐵の株価は高いか安いか!?

(2008/03/27)

新日鉄の株価も、他の銘柄と同様、米国株式市場の下落に伴って苦戦を強いられているようだ。2006年から2007年にかけての上昇相場では、出来高ランキングでトップの常連となり、新興国の旺盛な需要に支えられて株価が200%以上もの伸びを示した同社だが、今はどんな感じなのだろうか・・・。

株価収益率が10を割った・・・(2008年3月末現在)

Yahoo!ファイナンスで新日鉄の普通株式の基本指標を見てみると・・・2008年3月末現在、なんと、株価収益率(PER)が9.56倍。おいおい、しばらく見ないうちに、いつの間にやらPERが10を割っているではないですか・・・。株価収益率が単純にその銘柄の割安感を反映する指標だとすれば、今の新日鐵は、とてつもなくお買い得、バリューな株式ということになる(もちろん、現実の世の中はそこまで単純ではないけど)

ついでに、純資産倍率(PBR)のほうは、現時点で1.59倍。このPBRが1.0を割るということは、その会社が保有する純資産の額よりも、時価総額のほうが安いということになる。これはすなわち、もし仮にその企業が解散した場合、株式を購入するために支払った金額以上の利益が得られる可能性があることを意味する。
常識から考えると「そんなバカな話があるの?」と思ってしまう話だけど、今の日本企業には、PBRが1.0を割っている銘柄が実際にゴロゴロしている。そして新日鉄も、そこに限りなく近い状態に近づいているのだ。PBRから見た場合でも、同社の株価は割安と言えると思う。

ここまで見た限りだと、「そんなに株価が割安であることが一目瞭然なら、皆が群がって買うでしょ?」という素朴な疑問が出てくる。自分もそう思う。実際のところ、今の新日鉄が本当にお買い得なのかどうか、自分には判断できないし、断言できるものではない。割安なのかもしれないし、もしかしたら、指標に表れていない要因を何かしら見逃しているのかもしれない。もしかしたら、経済のファンダメンタルズが同社に大きな影響を及ぼしているのかもしれない。
PERやPBRは、あくまでもひとつの目安にすぎないのだと思う・・・。

もう一点、投資する企業を選ぶ先にちょっと気になるのが、配当方針だろう。
新日鐵の配当方針に関するページによると、同社は、1993年から2003年の低迷期には配当を抑えているが、その後は配当額を急激に増やしており、2006年には1株あたり10円の配当を支払っている。もちろん、業績によって配当の額も変動するのは当然だが、それにしても、以前と比べて大きな方針の変化があったのかな・・・。投資家を手厚く優遇するのは、買収防衛策の一環なのかもしれない。

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