変動型個人向け国債の利率が、国債暴落時にわが身を助く!?

(2008/03/31)

金利変動型の個人向け国債が、国債価格暴落時のリスクヘッジとなる可能性について、『貞子ちゃんの連れ連れ日記』で論じられている。この記事も、貞子さんが書かれている他のエントリーと同様、投資について自分が今までに持ち得なかった着眼点のヒントを提供してくれてとても勉強になる。

同エントリー記事では、株式が必ずしもインフレに最も強い資産クラスとは言えないことを強調しながら、1970年代にアメリカが直面した長期に渡るスタグフレーションのときの状況を引き合いに出されている。いわく、同時期には、株式市場よりも、アメリカ国債のほうが利回りが良かったそうだ。当時のエピソードは、ルービンの回顧録にも登場するという。

スタグフレーション時に威力を発揮する変動金利型国債

自分のような素人が「投資」と聞くと、真っ先に思い浮かべるのが「株式投資」。しかし、株式に偏りすぎたポートフォリオは、経済の状況によっては必ずしも高いリターンを上げ続けられるとは限らない。貞子さんの説明によれば、国債の価格が暴落した時、つまり国債の金利が急騰したときには、株式なんかよりも、変動型の個人向け国債のほうが高いリターンを享受できる状況もあるとのこと。

変動金利型の個人向け国債は、1万円から購入可能。その利率は、実勢金利に応じて半年ごとに見直され、購入から1年経過した後であればいつでも換金できる便利な金融商品だ。例えば、貞子さんが想定される可能性のひとつ、日本国内の資産のキャピタルフライトが起こるようであれば、逆張りで変動型の日本国債に投資する人は有利になるかもしれない。なぜなら、皆がこぞって国債を投売りしたがるときは、誰も国債を買いたがらない。つまり、利率が急騰するからだ。

ただ、ここで注意していただきたいのは、貞子さんは変動型国債を買い推奨しているわけではないということだ。日本の財政状態がこれからどのような方向に向かうのかなど、誰にも分からない。むしろ、これから想定される経済状態のひとつのパターンが発生したときに、株式以外にも資産を配分する選択肢が存在するということを、示唆されているのだと思う。

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