投資信託などを通じての外国債券への投資について、多少なりとは理解していたつもりだけれど、山崎元氏によるコラム外貨預金や外債投資をまだ続けますか?は、今さらながら自分の無理解ぶりを反省させられる内容だった。
私がこのコラムを読んでいてとくにドキッとさせられたのは、次のところ。
「少なからぬ投資家が、たとえばユーロの金利が5%なら、円からユーロに投資した場合、「上にも、下にもブレる可能性があるけれども、後で円に替えたときに、平均的な収益率は年率5%だ」という具合に考えているのではないだろうか。」
はい、私こそが、モロに当てはまるでしょう(^ ^;
例えば豪ドル建てや南アフリカランド建てのMMFなど、利回りの高い通貨の債券に投資したほうが、それだけリターンも高くなるものだと単純に思い込んでいたのだけれど・・・現実世界は、やはりそれほど単純ではないようなのだ。山崎氏も指摘されているように、もしも仮に表面上の金利が高い通貨が押しなべて儲かるのであれば、「市場の参加者は金利の高い通貨を一方的に買うはず」だ。考えてみたら、そりゃそうだ。買えば絶対に儲かるんだから。
「豪ドル建て○○銀行発行債券。年利8%」。「日本で初めてのトルコ・リラ債。利回り12%!」。こんなに利率が良い金融商品で、どこの証券会社でも宣伝していて普通に買えて、かつ、ほぼリスクフリーなら、それこそ小学生までもが(笑)我も我もと殺到するはずだ。
しかし、ちょっと考えれば分かるけど、そこまで単純な儲け話が普通に放置されているわけがない。とある通貨の金利が低いのは、それだけ信用力があるから。逆に金利が高いのには、それなりの人に言えないワケがあるから・・・。これが、この世の普遍的な原理といってもよいのではないか。まさしく、為替レートは、「いずれかの通貨が一方的に有利にも不利にもならないように、ほどほどのバランスになるように取引されているはず」なのだろう。つまり、目先の利率の良さだけに目を奪われて外債を買ってしまうと、将来的に思わぬ肩すかしをくらう可能性もあるということだ。
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