21世紀のスタグフレーション - 過剰流動性こそが主犯格!?

(2008/06/28)

いつも切れ味の鋭い考察を展開され、自分も愛読している貞子さんのブログに、日銀の金利引き上げへの転換が世界の資源バブルを鎮圧する。という記事がアップされている。見出しを読んだ瞬間、「えっ、日銀の利上げが・・・!?」とビックリさせられるが、いつもながら、マクロ経済の複雑な問題を噛み砕いて説明されている。自分のような経済の素人でも分かりやすく読むことのできるコラムだ。

貞子さんは、今回の資源高(資源バブル)を「21世紀の新型スタグフレーション」と表現して1970年代のスタグフレーションと明確に切り離し、その原因は、世界にあふれている過剰流動性、ジャブジャブ・マネーにあると分析されている。分かりやすいのが、過剰流動性を「マグマ」に喩えた説明だ。

「増えすぎたマグマは、必ず地表のどこかを目がげて火山のような形で吹き上げてしまう。その火山は、ある時は、1997年前後の東南アジアであったり(これはアジア通貨危機の元凶になった)、21世紀初頭のITであったり、その後は世界各地での不動産・住宅価格であったり、さまざまな新興国の株式市場であったりして、今は資源エネルギーや穀物などのコモディティーで、マグマが吹き上げている。」

貞子さんの論説が絶対に正しいとそのまま鵜呑みにするつもりはないが、上記の喩えを読むと、今の世界のマクロ経済で起こっていることを、イキイキとしたイメージで思い描くことができるのではないだろうか?

もし、いきすぎた(?)過剰流動性がコモディティの価格を急騰させて世界中で人々を混乱に陥れているのであれば、そもそものジャブジャブ・マネーの急流をせきとめる(もしくは、「流動性の勢いを弱める」と表現したほうが適切だろうか・・・)することが大切である、と考えるのは自然な流れだろう。

どこで読んだか覚えていないので確実な情報かどうかは保証できないが、世界の投機資金の何割かは日本から出ている、という話がある。もしこれが本当だとすれば、低金利が続いている日本の円が今回の「過剰流動性」を生み出すのに一役も二役も買ってしまっている。であれば、日銀が利上げを敢行しさえすれば、マネーの激流を緩和することができる、と考える筋道も、あながち的外れとはいえないのではないか?
素人ながら、ちょっと考えさせられました。

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