シティグループのサムライ債、なんと日本で完売した模様!?

(2008/07/08)

サブプライムローン問題で巨額の損失をこうむったシティ・グループだが、日本向けの社債、いわゆるサムライ債を発行したところ、わずか4日間でなんと完売したという。シティがいま置かれている状況を考えると、「もっと良い条件を提示しないと投資家は社債を買わないんじゃないか?」とまっとうな意見を述べる金融関係者も多いというこということだが、それにしても驚き・・・。

そもそも、サムライ債とは・・・?

AllAboutの解説によると、サムライ債とは、「外国の発行体が日本国内で発行する円建ての債券」のことを指す。とても分かりやすいというか、ひねりのない直球勝負のネーミングだわ・・・。ちなみに、日本で始めて発行されたサムライ債は、1970年にアジア開発銀行が発行した60億円の債権だという。このとき以来、気前の良い(?)日本人から低金利でお金を借りられることから、海外の金融機関にとってはありがたい存在だったそうだ。

で、今回話題となっている、シティ・グループが発行した「シティグループ・インク 第24回円貨社債」である。この社債、発売日からたったの4日間で、発行総額の1865億円ぶんが、みごとに完売したのだそうな。
しかも、わずか4日間で、だ。
日本での販売窓口となった日興シティホールディングスの広報部は、この債券の売れ行きが好調だった理由として、「AAマイナスという高い格付けの社債」であることや、「円建てであるため為替リスクがない」といった要因を挙げている。

気になる利回りだが、今回の社債では、期間3年で2.66%という利率が設定されたそうだ。リンク先の記事によると、普通の銀行預金のスーパーボーナス金利でも1.5%に達するかどうかというのが現状なので、シティのサムライ債は歓迎されたのだろう、といった主旨の分析がなされている。
しかし、例えばマネックス証券で購入できるユーロ建てのMMFの利回りは、2008年7月現在、3.670%ある。1社に集中投資するのと、ユーロという通貨のストイックな債券に投資するのと、どちらのほうがリスクが高いのだろうか・・・?

ごぞんじのように、シティは今回のサブプライムローンに絡む巨額の損失を計上して金融関係者も仰天させ、株価は昨年2007年の春から30ドル以上下落している。少なくとも同社への株式投資は多少のリスクがあると市場は判断しているわけだが・・・まあ、それでも、巨大な大手銀行だから安心、という心積もりなのだろう。

もちろん、最終的な投資判断は自己責任でお願いします。

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