レバレッジかけすぎ!?投資銀行はこれからどうなるのか・・・?

(2008/07/21)

広瀬さんのブログに、投資銀行ビジネスの儲けの源泉に関する興味深いエントリーがアップされている。同記事によれば、投資銀行には本来、「知恵を使って稼ぐ」方法、もしくは、「レバレッジをかけて稼ぐ」方法、の二通りの方法があった。しかしここ近年は、後者のほうばかりに注力するようになってしまったというのだ。

広瀬さんの元上司のアドバイスでは、賢い投資銀行マンは、知恵を使って賢く稼ぐ。一方で、知恵がない人間は、「バランスシートに働いてもらう以外にない」。つまり、レバレッジに頼らざるを得ないというわけだ。

例えば西海岸のブティック型投資銀行は、かつてはハイ・マージンで儲かるビジネスを展開していたとのこと。その儲けの源泉は、インターネットなど、フロンティア的であり、世間一般の人々にはなじみがうすく、かつ、取り扱うのにそれなりの専門性を要する案件を、とくにウォール街の一般の機関投資家向けに分かりやすく紹介することで、手数料を得ていたそうだ。
事実、広瀬さんは、このような投資銀行のバランスシートやROEを見て、あまりにも儲かっているので「肝をつぶし」て、その内情を探るために転職までされたようだ。

一方、昨年のサブプライム・ローン問題で露呈した投資銀行の収益構造の欠陥は、もちろん後者のほうにある。レバレッジをかける、つまりよそから借りてきた金でリスクを取り、収益を上げるというビジネスモデルだ。広瀬さんの記事に、投資銀行各社のエクイティを「1」とした場合のレバレッジが一覧できるグラフ(出展はウォール・ストリート・ジャーナル?)が紹介されているが、これを見るとアホくさくなってくる(^ ^;
ベア・スターンズ、モルガン・スタンレー、メリルリンチの三者はレバレッジ比率が30を上回り、それに続くリーマン・ブラザーズやゴールドマン・サックスも、20倍以上のレバレッジをかけている。
借りれるだけ金を借りてきて、リスクの高い投資をする・・・この方法、調子がいい時には、小学生だって儲かるんじゃないの・・・?問題は、調子が悪くなったときのことをまるで考えていなかったことでしょう(^ ^; レバレッジをかけること自体は良いのだけど、悪い方向に振れるリスクに対して何のケアもせずに、ハイリスク・ハイリターンの投資行動に走るのは、果たしてプロの投資家としての職能としてはどうなのか・・・。

レバレッジをかけたファンドの一例は、サブプライムローンの問題という記事でも読める。低い金利で資金を借りてサブプライムの債券に投資すれば、調子が良いときは、実質利回りは30%近くなるという。しかし、債券のデフォルトが起こり貸した金が回収できないということになり、逆の方向に振れたときには、目も当てられない結果になる・・・。

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※このブログは個人の情報収集を目的として運営されているものであり、投資アドバイスや特定の金融商品の購入を推奨する意図はありません。その内容から生じるいかなる損失に対しても責任は負いかねます。投資は自己責任でお願いします。

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