用語: シンガポール政府投資公社(GIC)

(2008/08/18)

シンガポール政府投資公社(GIC)とは、シンガポール政府が保有する外貨準備を運用するために設立された、シンガポールの公の政府系金融機関。シティを始めとする金融機関に多額の資金を投資したことで話題となった政府系ファンド(SWF) と呼ばれる組織のひとつであり、債券や不動産、株式など幅広い資産に投資しているという。

中岡望氏の今年1月の記事国際金融市場の主役に躍り出たSWFでも、GICについて言及されている。GICは、昨年12月にUBSが発行した130億スイスフラン相当の強制転換社債のうち、じつに110億ドルぶんを引き受け、UBSの全株式の9%を保有するに至ったとのこと(他の20億ドルぶんは、中東のSWFが引き受けたようだ)
ただし、同公社の副会長によると、GICはUBSの経営に参画し、マネジメントに口を出すような意図はないという。あくまでも、外貨準備の長期投資が使命だからだろう。

なお、この公社は、保有する資金の正確な金額を公表していない。「資金を運用しやすいから」という理由で、積極的な情報公開は控えているようだ。ただ、これから、各国のSWFが対外的な投資をますます増やしていくようになる場合、いつまでもブラックボックスのまま放置しておくわけにもいかないだろう。情報公開の圧力が強まるような気がする。

ちなみに、フジサンケイのニュースによると、GICはロシアや中東への投資も拡大しているとのこと。シンガポール自国の経済成長率が鈍化したこともあり、海外への投資範囲を広げていく意図があるようだ。例えば、GICの不動産部門であるGISリアルエステートは、「ロシアやインド、トルコ、ベトナムでの本格参入を目指す」という。

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