お金持ち(?)が語る海外ETFの魅力とは?

(2008/09/06)

投資で生計を立てている上条詩郎さんという方が、自著「投資リッチの告白」の中で海外ETFについて触れているらしい。リンク先のブログでの紹介記事によると、著者は効率的市場仮説を支持しており、投資手段(ヴィークル)として海外ETFへの投資を強く推奨しているとのこと。

上条氏は、当初はモーレツサラリーマンとして働いたあと、起業して3つの会社を立ち上げ、企業経営者として資産を築いたそうだ。現在は、じゅうぶんに蓄財した元手で投資を行い、そのリターンで生活しているようだ。なので、もともと海外ETFなどへの投資で財を成したのではなく、資産運用として利用していることになる。

Amazonの解説によると、「世界まるごと投資をすれば、だれでも投資リッチになれる」ということを上条氏は強調しているようだ。このブログでも以前から触れている、インデックス投資の王道の考え方だ。

ただし、ここはちょっと注釈をつけたほうがよいかも・・・。全世界の「株式市場」や「債券市場」のインデックスに投資するだけでは、「世界まるごと投資」したことにはならないし、必ず「だれでも投資リッチになれる」わけではないと思う。
自分も、EFAやEEMなど、海外の株式市場のインデックスにETFに投資しているが、自分の投資戦略が「絶対に正しい」などとは思っていない。それどころか、これからの数十年間に全世界の株価が低迷し、長期投資の最終的なリターンが、マイナスになる可能性すらゼロではないと認識している。

例えば、「1980年代にダウ平均に投資して持ち続けていればかなり儲かった」からといって、これからの30年間も、同じように儲けられるとは限らない。世界の資本市場はおそらく拡大再生産を続けるだろうと自分も期待しているが、絶対にそうなるとは限らない。過去の傾向が、未来でもそのまま持続すると妄信してしまうのは、ちょっと早とちりではないかと思う。これまでの数十年間が、たまたま、調子がよかっただけなのかもしれない。

また、春山氏も指摘されていたが、株や債券を買うだけでは、「世界全体に投資する」ことにはならない。不動産はもとより、絵画、コイン、商品、ゴルフ場の会員権、アンティークトイ、などなど。投資対象は、ほかにも無数に存在する。そもそも、世界に存在するすべての資産に投資することなど、不可能だろう。ここは、言葉の表現は厳密にしておいたほうがよいのではないかと思う・・・。

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