資産運用 ― 預金はインフレに弱く、株式はインフレに強いって本当なの・・・?

(2008/10/05)

PALCOMさんのブログの預金はインフレに弱いのか?という記事が大変勉強になる。私もコメント欄で質問させていただき、個別にもお返事をいただいた内容を、改めて記事として書いていただいたものだ。詳しくはPALCOMさんのブログを読んでいただきたいが、ポイントは、「インフレ対策に株式投資を!」とか、「預金だけだとハイパーインフレが怖いよね」といった一般通念を鵜呑みにしないほうがよい、ということ。

リンク先の記事では、うさみみさんの事例が紹介されている。
うさみみさんは、「27歳で1800万を貯金し、5年で住宅ローン完済に成功、36歳で3000万円の金融資産を突破した」された方だ。それだけの成果を達成された要因は、「日本経済がデフレだったから」ではない。支出を抑え、まじめに働き、踏んばれるところでなんとかお金をセーブし、貯金に回す。この方法を長期間に渡り続けた結果が、いまの成果に結びついているとのこと。
デフレもインフレもへったくれもない。とにかく、働けるうちは一生懸命に働いて、お金を稼いでできるだけ貯蓄に回すこと。そこからすべてが始まる・・・。身もふたもない話に聞こえるかもしれないが、とにかく、このシンプルな教訓こそが大切なのだろう。

また、もし投資による資産運用を始めるのであれば、住宅ローンなどの借金は完済したうえで始めることが、やはり大切なようだ。これは、素人の私にも感覚として理解できることだ。

「でも、株式も保有しておかないとインフレ対策にならないんじゃないの?」という疑問もあるにはあるけど、これは今回の話の本題ではないように思う。株式へ投資することで、結果としてインフレによる資産の減価を防げるかもしれないし、防げないかもしれない。しかし本当に大切な問題はそれ以前の話で、株式であろうがFXであろうがREITであろうが、利殖(複利効果)で元本がてっとり早く何倍にも増える、というような「おいしい話」には、ホイホイと軽率に乗る前に自分でよーく考えろ、ということだろう。

「貯蓄から投資へ」というスローガンばかりがもてはやされ、資産を築くうえでの根幹の基礎であるはずの「コツコツ貯めること」の重要性がおざなりにされていることの問題点は、税務・会計コンサルタントの岡本吏郎氏も、著書『お金の現実』(これは必読!)の中でしつこいくらい強調されている。岡本氏は、本多静六や安田善次郎の貯蓄法を引き合いに出し、コツコツと貯蓄をすれば、凡人でも天才でも等しく「同じ結果」が待っているという。「お金を貯めるノウハウなんて特別な技はない。すべてはいたってシンプルだ。人より多く働き、収入の一部をひとつのルールのもとで残し続ける。すべてはここから始まる」
巷の成功法則のように、読んでアドレナリンが出るわけでもなく、「モチベーションが上がる」わけでもないが、これはとても重要なことではないだろうか。

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投資だけではない資産形成を考える

相互リンク先のPALCOMさんが、預金はインフレに弱いのか?にて、うさみみのことを取り上げていただいています。また、NKさんが、資産運用-預金はインフレに弱く、株式はインフレに強いって本当なの・・・?にて、同様に取り上げていただいています。このような市場環境に...

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