ジョン・ボーグル氏が語る、金融危機で長期投資家が取るべきスタンスとは?

(2008/10/10)

インデックス投資信託で定評のあるバンガード・グループの創設者、ジョン・ボーグル氏のインタビュー動画が、モーニングスター(MORNINGSTAR)のサイトで公開されている。Rennyの備忘録さんの記事で紹介されていた。

今回のボーグル氏へのインタビュー内容は、昨今の金融危機で長期投資家がどのようなスタンスを取るべきか?というもの。もちろん、氏の言うことに賛同できる人もいれば、しっくりこない、という人もいるだろう。ただ、インデックス投資の大家であり、インデックス・ファンドの普及に多大な貢献をした同氏の考えは、やはりシンプルであり、力強いものに感じられた。

以下、聞きとれた範囲でボーグル氏の発言内容のあらましを引用したい(太字は私が付記したものです)

私は数十年間にわたって運用業界に関わってきたが、今のような市場環境に遭遇したのは初めて。投機的な売買が非常に多く、出来高は1929年のニューヨーク株式市場の暴落と比べても2倍にのぼる。去年は、市場がプラスマイナス2パーセントのレンジを超えて乱高下を繰り返した日が、のべ37日もあった。1951年当時は、こんな日は年に多くても4、5日だった。歴史的に見ても、いまの市場はひどい荒れ模様であり、とてもではないが「普通」とは言えない。

思惑売買などのせいで「投資」そのものからそれてしまっている。得をするのはウォール街のみ。手数料やコミッションがふくらむので、ウォール街は潤うが、そのぶん損失をこうむるのは、そのコストを負担する投資家だ。投資家は市場で損することになる。金融システムそのものが変化を求めているのだろう。

残念だが、解決策は政府の介入のみだろう。政府の力を借りざるをえない状況だ。政府は市場に流動性を提供できる最後の頼みの綱といえるだろう。いまは大恐慌以来の金融危機の状況なのだ。

投機的な投資で長期安定投資家のリターンも翻弄されているが、スタンスを変えることはない。投資というものはシンプルで、ビジネスを保有することにほかならない。投資家は、ビジネスを保有したあと、資本主義経済が再び機能するのを待つのみだ。投資家は、長期的に救われるだろう。長期的には、投資は安定した上昇ラインを描くものだ。市場が大きく下落している今は、買い手にとっては投資チャンスといえる。市場は常に、売り手と買い手のどちらかにチャンスを与えるものだ。

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