商品先物市場の上昇相場は、今後もしばらく持続するのか?

(2007/05/10)

資産運用会社AMPキャピタル・インベスターズが、「商品市場 - 長期上昇相場は続く」(PDFファイル)というレポートを今年1月に出している。その中で、同社のチーフ・エコノミストは、商品市場の上昇トレンドは変わらず健在である、との強気の予測を発表した。

『現在、商品市場は一時的に調整局面を迎えています。世界経済の成長ペースが鈍化する一方で商品の供給・生産量がこの先増加する見通しであることから、今後半年程度はこの軟調な地合いは続くものと思われます。 しかし、商品に対する長期的な需要は強く、それに見合うだけの供給をタイムリーに作り出すことは困難であると思われることから、長期的な商品市場のトレンドは引き続き上向きであると見ています。』

当レポートが発表された5ヶ月後にあたる2007年5月現在、銅をはじめとする商品先物の市場は、再びゆるやかな上昇に転じているようだ。中国やインドを筆頭とする経済成長著しい地域は、世界中の「商品」をブラックホールのように世界中から吸い込み続けている。これらの国々の貪欲な消費意欲は、実体経済に大きな調整が入るまでは、もうちょっと持続しそうな気がするけど・・・どうなんだろう(ちなみに、中国の株式市場はバブル崩壊前の日本に似ているとの意見もチラホラ聞こえてきているが)

また、このレポートは、インフレ率の世界的な低下傾向が終わりつつあることも、商品相場を後押しする要因としてとらえている。

『70年代半ばから90年代までインフレ率が低下傾向であった時期には、商品のような実物資産よりも金融資産が選好されてきました。インフレ水準が横這いということになれば投資家にとっての魅力という点で実物資産は金融資産と少なくとも互角ということになるわけです。この点、ここにきて年金基金等投資家の間で商品への投資を拡大する動きがでてきたことには注目したいと思います。』

インフレ率が本当に横ばい(もしくは上昇)に転じたかどうかは、このレポートの内容をそのまま信じ込むのではなく、個々人がより詳細な調査を通して確認する必要があるだろう。ただ、大手運用会社も、商品への投資は年金基金の運用にとって重要課題であるリスク軽減を実現するための「保険」ととらえていると明言している事実は、このレポートと一緒に、参考資料としてちょっと頭の片すみに置いておいてもよいかも(→自分)
(※商品先物への投資は、くれぐれも自己責任でお願いします)

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