アリババ・ドットコムの株価が急落のなぜ・・・!?

(2008/10/15)

ソフトバンクも出資している中国のインターネット商取引会社アリババ・ドットコム(Alibaba.com)の株価が急落している模様だ。香港証券取引所に上場されている同社の株価は、昨年2007年12月に約40ドルの高値をつけた直後から下落しはじめ、2008年10月現在は、5ドル前後で推移している。現在の株価収益率(PER)は、24%弱。同社の時価総額は、この1年間でなんと8分の1になってしまったことになる。

アリババ(阿里巴巴)は、馬雲(ジャック・マー)CEOが、1999年に中国は杭州で立ち上げたB2Bの取引仲介サイト。アリババは、中国のメーカーと海外のバイヤーとの取引をネットで仲介する中国で初の企業となった。

同社がB2Bサイトを立ち上げた時期は、いみじくもポータルサービスが全盛の時代。B2Cならまだしも、地味な(?)企業間取引で利益など上げられるわけがない・・・と、周囲からは見られていたそうな。また、既存のグローバル大企業からエリート・ビジネスマンをヘッドハントして引き抜くも、彼/彼女らのビジネス方針がアリババの社風と合わず、不協和音を引き起こすなど、ジャック・マー氏も非常に苦労したらしい。
しかし、「絶対に中国一の企業になってやる」という信念のもと(ここあたりはソフトバンクの孫正義氏の姿勢と似ている)、顧客からの信頼を獲得するための企業努力を地道に積み重ねていった結果、その後は順調に会員数を伸ばしていったようだ。

そんなアリババが香港証券取引所で新規株式公開(IPO)を行ったのは、昨年2007年11月のこと。上場時の株価収益率はなんと106倍。株式時価総額は、87億ドルにまで達したとのことだ。PER が106倍とは・・・「もりもり成長してね」という世間からの期待を背負っていたのだろう・・・。ちなみに、上場の際には、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、およびドイツ銀行が主幹事を務めたそうだ。ああ、投資銀行。今となっては諸行無常・・・。

今年9月には、中国のネットショッピングの売上が減少し、不景気に突入していること、余剰人員が出ていることから、アリババが人員削減を計画しているとメディアでも報じられた。 金融危機もあり、同社にとっては、厳しい冬の時代が訪れようとしているのだろうか・・・。

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