ウォーレン・バフェット氏を妄信しすぎるな!― 中国メディアの警告

(2008/10/22)

投資家ウォーレン・バフェットがニューヨーク・タイムズ紙に寄稿したコラムが話題を呼んでいる。「株を買い入れるルールは単純だ。他の人が強欲になっている時に恐れ、皆が恐れを抱いている時に欲を出すことだ」― バリュー投資の真骨頂とも呼べるこの鉄則を繰り返し、敢えて米国の株式市場への投資を開始している同氏のスタンスは、非常に示唆に富んでおり学ぶことが多いが、中国の一部メディアでは、バフェット氏の言うことを鵜呑みにするなと戒める論調も出ているようだ。

ウォーレン・バフェット氏への信頼というか信仰は、隣の中国で異様なほど高まっているらしいが、そこに一石を投じたのが、ネットの金融情報メディア「中金在線」だ。 しかし、「中金在線」の論調は、バフェット氏の投資戦略を全面的に否定するものではないようだ。というよりもむしろ、バフェットの保有銘柄や投資スタンスを妄信的に猿マネすることのリスクに対して警告を発している。

バフェット氏の投資戦略を妄信するなかれ・・・

中金在線が主張するところによると、まずは、米国の株式市場と中国のA株の市場は必ず連動するわけではなく、いずれかのトレンドが他方にもそのまま当てはまるとは限らない、ということ。そして、中国と米国ではそもそもの経済構造が異なること。最後に三点目は、非常に月並みとは思うが、投資家は各自が置かれた状況を冷静に分析し、自らの判断基準を持って投資を行うことこそが重要である、という点だ。
中国と米国の差異を強調しすぎている点がやや気になるものの、とくに三番目の論点は聞くに値するだろう。ブログのコメント欄などを読んでいると、「バフェットが買っているから」という理由だけで、特定の企業の株式を保有することを無条件で肯定してしまうような意見に出くわす。また、そんな自分も、そのように思いこんでしまうことがある。
偉大な(?)投資家の戦略を素直に学び、猿マネすることも大切なのかもしれないが、「自分で考える」「判断する」というプロセスはやはり抜きにしたらまずいと思う。

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