コマツの坂根会長、米国北東部の建設機械の稼働状況は底を打ったとの見方

(2008/10/25)

建設機械大手コマツ(小松製作所)の坂根正弘会長が、米国東北部における建設機械の稼働率低下が底を打ったとの見方を示したとのこと。ブログ「mikeexpoのブラックスワンな日々」さんの金融危機の神話という記事で紹介されていた。現在の経済状況は、金融危機で世界が壊れる、というくらいのシリアスさで連日メディアが報じているが、「実はそこまで大騒ぎする話でもないんじゃないの?」という見方もあることを示す好例ではないかと思う。

コマツは、自社が製造した製建機にGPS(地球上のどの地点にあるのかを把握するためのシステム。発信機みたいなものか・・・)を仕込んで、その機械が、地球上のどこで、どの程度利用されているかどうか、稼働状況をチェックしているらしい(参考記事:統制対象のシステムを絞るコマツ世界に散在する建設機械からデータ収集
坂根会長によると、このシステムによって、コマツ製機械の稼働が増えた地域、減った地域が、ひとめて分かるという。なるほど、これはGPSをうまく活用した便利なシステムだ。

で、このシステムを使って北米での稼働状況をトラッキング調査した結果、「一番最初に悪くなったニューヨーク近辺の米東北部はもう底を打った」状態であり、フロリダやカリフォルニア周辺は相変わらず稼働状況は振るわないものの、ロッキー山脈のエネルギー関係の現場では依然として稼働状況は活発なのだそうな。この結果から、坂根会長は、米国の北東部では建設機械の利用減少傾向は底を打ったと分析し、「住宅も戸数としては底を打ったのではないか」と述べたとのことだ。

上記の記事が出たのがすでに9月のことなので現在の最新の状況は分からない(コマツの読みに反してさらに悪化しているかもしれない・・・)が、建設機械メーカーがそれなりのコストをかけてトラッキングしているデータである以上、それほど実態からかい離しているということはないだろう。ひとつ、今回の金融危機が実体経済へ及ぼす影響を推し量る際に、総じて悲観一色に染まりつつある中で、このような見方をする企業もあるというヒントとして、メモを残しておきたい。

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