日銀が0.2%の利下げを決定 ― じつに7年半ぶりの利下げとのこと・・・

(2008/11/01)

先日の各国の協調利下げの際にはいろいろと理由をつけて利下げを踏みとどまった日銀だが、鬼のような円高と株価の急落ぶりで各方面から強い要請でも入ったのか、金融政策決定会合にて、いよいよ利下げを断行する決断をしたようだ。具体的には、短期金利(無担保コール翌日物)の誘導目標を、現行の年0.5%から0.2%引き下げ、年0.3%とすることが決定された。日銀が利下げを行うのは、量的緩和政策を導入して以来、なんと、約7年半ぶりとのこと。

日銀 0.2%利下げ決定 年0.3%に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081031-00000015-maip-bus_all

そもそも日銀が利下げに不自然なほど(?)躊躇していた理由は、かつて1980年代の日銀の低金利政策が日本の資産バブルを生み出した、として手ひどく非難された過去があるからだと言われている。「事実求是」というサイトのページ膨張し続ける資産バブルによると、日銀は「1986年1月から1987年2月まで合計で5回にわたって公定歩合を5.0%から2.5%に引き下げ」、その金利水準が1989年5月まで維持されたという。また、期を同じくして、1987年2月には、ドルの安定を目指す「ルーブル合意」がG7参加国の間で交わされ、日銀は一生懸命にドル買いの為替介入を行った。結果として、ジャブジャブになって市場にあふれかえった資金が不動産市場に流れ込み、あの不動産バブルを生み出したといわれている。

「あんなひどいバブルが発生したのは、日銀の低金利政策のせいじゃねーかよ!」と各方面からおしかりを受けたのだろう。そのような過去の禍根(?)があり、怒られて萎縮してしまった日銀は利下げに慎重になっていたそうだ。しかし、いまの円高と株安の尋常ではない事態からして、日銀もいつまでも保身を決め込むわけにもいかなくなった・・・というのが、今回の利下げの背景にはあるのかしらん・・・?
いずれにしても、今回の利下げがどこまで実体経済に浸透するのか、興味のあるところだ。

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