去る11月13日、アメリカ議会は、大手ヘッジファンドのマネージャーを対象とした公聴会を開催した。公聴会に呼ばれたメンバーは金融業界では著名な面々だったようだ。Soros Fund Managementのジョージ・ソロス、ルネッサンス・テクノロジーズを経営するジェームズ・シモンズに混ざって、シカゴを拠点とするヘッジファンドシタデル・インベストメント・グループ(Citadel Investment Group)の創業者であるケネス・グリフィンも議会へ呼ばれて証言したようだ。
Wikipediaの解説によると、1990年に設立されたシタデル・インベストメントは世界でも最も規模の大きく、また成功したヘッジ・ファンドであり、また、大手ヘッジファンドの中では唯一、シカゴを拠点に活動するファンドだそうな。ちなみに、「シタデル」という名称は、ボラティリティが激しく乱高下する市場にあっても、強さを維持すべし!といった意図で命名されたものらしい。
同社は世界で二番目に規模の大きなマルチストラテジー・ヘッジファンドであり、日々行う取引量は、ニューヨーク、ロンドンおよび東京で取り引きされる売買高のおよそ3パーセント(!)にまでのぼるという。すごいトレーディングの規模である。一社だけで、しかもプロの投資家からのみ私募で資金を募っているヘッジファンドがそれだけの資金をやり取りするというのは、それでそれで恐ろしい話だ・・・(ファンドマネージャーも予期できないような事態が生じたときの市場への影響が大きいという意味で)
前述のシタデルの創業者であるケネス・グリフィンは、リンク先の「ウォールストリート日記」さんの記事によると、ハーバードでの学生時代に自ら発見した転換社債アービトラージ戦略で、当時ですでに2つのファンドを興して授業の合間にトレーディングを行っていたそうだ。現在は、彼自身も、シタデルでの運用に自らの資金を何十億ドルと投じているとのこと。
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