「投機バブル 根拠なき熱狂」の著者ロバート・シラー氏のインタビュー記事!

(2008/12/05)

著書「投機バブル 根拠なき熱狂」で、米国の行き過ぎた住宅バブルに以前から警告を発していたロバート・シラー(Robert Shiller)氏。イェール大学経済学部で教授を務めるこの賢明なエコノミストへのインタビュー記事住宅バブル崩壊の予言者が激白!が、ダイヤモンド・オンラインに掲載されている。ナシーム・ニコラス・タレブ氏が「まぐれ」で言及していたシラー教授の発言とのことで、興味深く拝読した。

以下、シラー氏のインタビューの主旨を自分なりにまとめてみたい。

エコノミストたちが、好調に見える経済の裏にひそんでいたリスクを看過することができず、今回の金融危機を事前に予測できなかった理由は?

理由は二つある。ひとつめは、過去10~30年の短期的なデータのみを根拠に分析してしまったこと。実際には、第二次世界大戦後どころか、大恐慌よりも前のデータまでさかのぼり、可能な限り長期にわたる経済指標を参照する必要があった。ふたつめの理由としては、市場参加者の心理的な要因を軽視しすぎたことが挙げられる。今では一般的になっている行動経済学の考え方を、政府中枢にいるエコノミストたちは理解しきれていなかった。

今回の金融危機の本質は?

今回の危機の元凶が、サブプライム・ローン問題を発端とする金融危機であることは間違いない。ただ、いま最も深刻なのは、金融危機以上に「コンフィデンス(自信、信認)の危機」が深刻になっていることだ。ネガティブ、後ろ向きな感情が人々の心を覆ってしまっている。人々が「大変だ、大変だ」と感情的に焦っているせいで、現実世界の危機が自己予言的に本当に大変な事態へと突き進んでいるように見える。

米国の住宅価格が底を打つ時期の予測は?

主要都市の住宅価格の下落傾向はすでに2年以上続いているが、まだ底を打つ時期を断定することは難しい。回復基調にあった地域も、再び暗転しているからだ。シカゴ商業取引所のシラー指数先物価格は、今後さらに10~20%の下落がある可能性を示している。

以上、シラー教授のインタビューの要約ですた。

なお、余談だが、シラー教授は、米国の住宅価格を把握するうえで重要な指数であるS&Pケース・シラー住宅価格指数(Case-Shiller Home Price Indices)の開発者だそうな。へえ~!・・・って、知らないほうがヘンっていうくらい常識なのかな(^ ^;

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