レッグ・メイソンのビル・ミラー氏が運用するファンドも低調・・・

(2008/12/12)

米国Yahoo! Financeの記事によると、投資会社レッグ・メイソン(Legg Mason)の伝説的なファンド・マネージャーであるビル・ミラー(Bill Miller)氏も、昨年からの市場環境の急変で損失をこうむっているとのこと。

まず、レッグ・メイソンとは、どんな会社なのかを見てみよう。
同社の日本法人のWebサイトに掲載されている会社概要によると、この資産運用会社が設立されたのは、まさしく19世紀から20世紀へと切り替わる1899年のこと。本拠は米国ボルティモアにあるそうだ。 顧客の層は幅広く、各国の中央銀行、年金基金から、投資信託をはじめとする個人の顧客向けに運用サービスを展開しているという。このプロファイルを読む限り、金融業界の中では、由緒ある会社(?)なのかしらん。

で、今回のYahoo! Financeの記事である。

レッグ・メイソンが運用する、S&P 500をベンチマークとするファンド「バリュー・トラスト(Value Trust)」は、1991年から2005年までの実に14年間、S&Pインデックスを打ち負かしてきた(つまり、イケイケだった!?)が、昨年一年間で58%も価格が下落した(※過去のパフォーマンスは、必ずしも、ファンドの投資判断が的確であったことを示すものではない。1991年からの15年間は、米国の株式市場がまれに見る上昇を遂げた期間でもあることは忘れずにいたい)
同ファンドが運用する資産額は、165億ドルから43億ドルへ減少したとのこと。

この記事によると、レッグ・メイソンの著名ポートフォリオ・マネージャーであるビル・ミラー氏の昨年の運用成績は、過去の15年間の輝かしいパフォーマンスと比較すると、「間違いの連続」だったという。
もちろん、運用のプロであるならば、自らが投資判断を下したポートフォリオのパフォーマンスには責任を持つべきだろう。しかし、1990年代初頭からの上昇相場で通用したからといって、同じ投資戦略が、昨年からのパニック状態に近い市場でも通用すると考えることは、たぶん難しいんじゃないか・・・。成功体験を積んできたファンド・マネージャーほど、方向転換は容易ではないと思う(ジョージ・ソロスのように、頻繁に自らの判断を冷静に振り返って朝令暮改も辞さないような稀有の投資家は別なのかもしれないけど)。とにかく、ミラー氏が、他のファンド・マネージャーと比べて怠慢だったとか、能力が劣っていたというふうには、少なくとも自分には思えない・・・。

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