米国ヤフーが従業員の昇給を凍結 ― 需要と供給から見た給料について・・・

(2009/01/27)

大規模な人員削減を実施してきた米国ヤフー(Yahoo! Inc)が、27日の決算発表を前に、雇い続けている従業員の給与の昇給を凍結したと報じらている。オンライン広告の収益もいよいよ頭打ちと囁かれる昨今、同社は本格的な経費削減を迫られており、今回の昇給の凍結もその一環とのこと。

私自身、この会社の動向はあまり他人事とも言えないのだけど・・・うーむ、こちらの職場では、ずいぶん前から昇給はほとんど「凍結」(?)されている感じだぞよ(^ ^; 実際のところ、給与はほとんど上がらないシステムになってる。

自分の給料はなぜ上がらないのだろう・・・と悶々とすることもあるけど(^ ^;、需要と供給の関係を冷静に考えてみると、昇給が無い理由はけっこう簡単に分かったりする。少なくとも今の自分が勤めている会社の経営者は、いまの額面以上の人件費を私に支払う必要がないと判断しているから昇給しないのだ。それも、積極的に「多めに払いたくない」のではなくて、「払いたくても、そこまで優先順位が高いわけではないので、結論として払えない」のだろう(・・・というか、そういうことにしておきましょうw)

今の世相で言うと、「派遣切り」などの深刻な問題もあり、どうしても感情的になってしまいそうな雇用問題だけど、少なくとも自分が置かれている労働環境を考える際には、「需給関係」で冷徹にステークホルダーの利害関係を眺めてみると、わりとハッキリと状況が見えてくるような気がする。

いつも勉強させていただいているうさみみさんのブログ記事にも、いまの40代以下の我々が置かれている状況が、淡々と記されている。うさみみさんが述べられているとおり、「簡単な研修でだれでもできる仕事と、そう簡単には代わりが見つからない仕事」があるのだ。そして、「簡単に身につくことほど代わりがいくらでもいる」。
ものすごく冷淡な見方になってしまうけれども、もし仮に、他の人に頼めば時給1000円でやってくれる仕事を私がやっているとして、経営者は、私だけに多めに2000円を払わなければならない理由がない。なぜって、他の人を連れてくれば、1000円でやってくれるわけだから。これ、ちょっと極端な例かもしれないけど、例えば、100円支払えば買えるトマトに、300円を出そうという人がいないというのと、理屈としては同じだろう。もし、隣のスーパーなら100円で買えるトマトを300円で売りつけようとしたら、お客は隣のスーパーに行ってしまうだけだ。

そう考えると、供給が過多のときに、需要者からより多くの金額を引き出すことが容易ではないことは、悲しいかな、小学生でも理解できることだ・・・。

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