ポルシェを再建したヴェンデリン・ヴィーデキングCEOとは何者?

(2009/01/31)

ポルシェといえば、日本ではたぶん知らない人はいないであろう高級スポーツカーのメーカー。あまりにも有名で確固としたブランド、不動の人気を確立しているように見えるポルシェだが、1990年代にはなんと経営が傾いて倒産の危機に直面していたそうだ。そんな同社の窮状を救ったのが、名実ともに敏腕経営者の誉れ高いヴェンデリン・ヴィーデキング(Wendelin Wiedeking)氏。果たしてどのような人物なのだろうか・・・?

Wikipediaのヴィーデキングのページによると、1991年、ポルシェAGに同社役員として入社。翌年1992年には同社取締役会スポークスマン、そして1993年には、CEOに就任している。いわゆる「スピード出世」か!?

CEOに就任後、同氏が着手した改革というのは、ちょっと意外なもの。なんと、トヨタ自動車の日本人スタッフを雇い入れ、作業の効率化を徹底して推し進めたというのだ。で、在庫とコストを一生懸命に低減させた結果、1995年には、ポルシェAGの経営状況を改善させたのだという。

ヴィーデキング氏の経営手腕については、大前研一氏のブログ記事ポルシェ好調~ユニークなポルシェの経営手法から何を学べるか~でも簡単な解説が読める。
ヴィーデキング氏の業績の中でもとくに特筆すべきなのは、フォルクスワーゲンの株式を買い増しして子会社化した際の賢いスキームとのこと。同氏は、ポルシェの創業者一族が保有していたフォルクスワーゲンの株式を買い増しして、持ち株比率を50.76%まで押し上げたのだという。また、この件でフォルクスワーゲンの株価が世界最大の時価総額に達するほど急上昇をした際には、これを利用して2兆円(!)ものキャッシュをポルシェに取り込んでしまったそうな。

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