東欧の通貨危機は欧州経済のハードランディングへ発展するのか・・・!?

(2009/03/03)

東欧の通貨危機がますます深刻な状態に陥っているようだ。東欧(厳密に言うと中欧と東欧?)は、西欧をはじめとする世界の他のエリアから借金を重ねてきたが、今回の金融危機で返済の見込みががぜん遠のいたところに、自国の通貨安がダブルパンチとなって、借金がますます返せない状態となってしまっているとのこと。西側のEU諸国に支援を要請するも、主要国がきっぱりと拒否。ヨーロッパの東西で溝が深まっているようだ。

広瀬隆雄氏は、現在の中欧・東欧の通貨危機をバーツ危機の二の舞と表現している。広瀬氏によれば、東欧諸国は外貨建てで多額の借金をし、GDPの規模としてはアジア通貨危機の時のアジア諸国よりも小さいにも関わらず、当時以上のボリュームで他国の銀行から融資を取り付けてしまっているとのこと。で、外貨建てで借金をしている場合、いちばん痛いのが、自分の国の通貨が安くなってしまう時だ(例えば、メチャクチャな円安で1ドルが300円になってしまったら、米ドルで返済するのは大変になる)
今回の東欧では、国外からの借り手が中小企業やマイホームオーナーというのが問題をさらに深刻にしているという。いわば、持ち家を買う時に外国から借金してしまったわけで、このような無謀な債務がデフォルトするのは時間の問題だろう・・・。

東欧からの支援要請をEU主要国が拒否したことの影響は、春山昇華氏のブログ記事が参考になる。氏いわく、東欧の懇願をつっぱねたドイツのメルケル首相は、つまりは「ベキ論で東欧を崖から突き落とした」に等しいという。さらに、今回つっぱねちゃったことで、欧州経済はハード・ランディングへの道を進み始めてしまったと分析されている。
ちなみに、とくにオーストリアの銀行が、東欧へめちゃくちゃ膨大な金額のカネを貸し出しているのだそうな。東欧の債務者が「すみません返せましぇん」となった場合、ひどい痛手を被るのはオーストリアということになる・・・。

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