新興国ETF「EEM」への資産配分、もっと増やすべきなのか・・・?

(2009/03/21)

ブログ「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」さんの記事G20と新興国投資にて、新興国への投資配分を増やすべきかどうか?という議論がなされている。エマージング市場への資産配分をどうするかは、これからのアセット・アロケーションを考えるうえで避けては通れない重要な問題だとは認識しているが、実は自分にとっても判断が難しく悩ましい問題だ。

リンク先の記事で、水瀬さんは、G20に中国やメキシコ、ロシア、トルコなどの新興国が参加していることを受け、新興国に目を向けることの重要性を指摘されている。自分も、その観点に異論はない。新広告は膨大な外貨準備を蓄えており、経済力という意味でも以前では考えられないくらいの影響力を持ち始めていることは間違いないだろう。

では、自分の投資ポートフォリオの中に占めるEEM(新興国インデックスへ投資するiSharesのETF)の割合もどんどん増やしたほうがよいのか?新興国の経済力がこれから強大になることが確実なのであれば、新興国への資産配分のウェイトを思い切って50%くらいにしちゃってもよいのか・・・?
個人的には、このような決断をするのは少し躊躇してしまう。その理由は、水瀬さんのブログのコメント欄でも議論されているが、主に以下のような点だ。

  • 新興国の株式市場はボラティリティが依然として大きく、相場が下落した場合の損失が痛すぎる
  • BRICsをはじめとする新興国は投資家からの多大な期待により、割高になっている可能性がある
  • 金融システムのインフラが未整備、情報公開の透明性が徹底されていない、などの課題がまだ残されている

以上のような要因がリスクとして存在するので、思いきった資産配分に踏み切れないでいる。

ただし、リンク先ブログのコメント欄でも指摘があった通り、新興国への投資にあまりにも及び腰になりすぎると、「リスクをとらないリスクが顕在化してきた」のも事実だと思う。
ちょっと乱暴な例えかもしれないけど、いまの時点で新興国への投資を控えることは、100年前の1910年に、「米国や日本などの新興国へ投資するなんて危険極まりない。自分はロシア帝国やアルゼンチンなどの安全な国だけに投資するよ」と言っているのと、ひょっとしたら、同じかもしれない・・・(こればかりは、後になってみたいと分からないことだけれども)

PIMCOのCEOモハメド・エラリアン氏も、名著「市場の変相」で新興国の重要性を強調している。エラリアン氏は、経済成長のエンジンが米国以外の国でも増幅されている現状を受け、「外国市場への投資拡大のメリットは大きい」と主張している。

世界的に金融システムが大きく変わろうとしている今、適切な投資判断を行うのはほんと難しい・・・。

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G20と新興国投資

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