UBSがリストラを加速、8700人の人員削減を発表

(2009/04/15)

スイスの金融大手UBSが、リストラを加速させているようだ。リンク先のロイターの記事によると、同社の第1四半期の決算は、およそ17億4000万ドルの赤字になる見通しであり、同時に従業員8700人の人員削減に踏み切ることも発表したという。

そういえば、UBSの正式名称って何て言うんだっけ?・・・ということでWikipediaで調べてみたところ、正式名称は「Union Bank of Switzerland」。スイスの名門金融機関が1998年に合併したことで誕生したという。
UBSは、M&Aを繰り返しながら世界各地の投資銀行を吸収合併していき、国際的にも屈指の金融グループとなった。同社は、ニューヨーク証券取引所および東京証券取引所に上場している。

スイス銀行というと、良くも悪くも口が堅く、顧客の情報はいっさい外に漏らさない徹底した秘密主義で有名だ。で、UBSもしかり。とにかく銀行口座の秘密を守るので、マネーロンダリングや世界中の富裕層の節税(?)にも助言・支援することで同社の財務状況はかなり潤っていたが、ここへ来て、各国の司法当局から容赦のない取り調べを受けて窮地に陥っているようだ。橘玲氏のコラム「秘密暴かれるUBS、揺れる富裕層」によると、今年2009年2月、UBSは米司法当局との司法取引に応じて大勢のアメリカ人顧客の情報を提供することに同意したとのこと。
「口が堅く顧客の秘密は死守する」ことがスイス銀行のウリだっただけに、丸裸になったUBSの口座に預けられる資金は、当然のことながら減少した。日経新聞の記事によると、今年の第1四半期だけで、同社の資産管理部門から実に約2兆円(!)の資金が流出してしまったという。

サブプライム・ローン問題に端を発する金融危機での多額の損失と、資金流出のダブルパンチで、UBSのリストラは、これから本格的に加速するのかもしれない・・・。

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