豚インフルエンザはギリアド社の株価にどのような影響を与えるか・・・?

(2009/04/29)

ギリアド社(ティッカー:GILD)の株価が、豚インフルエンザの影響なのかどうか、若干持ち直しているようだ。同社の株価は、2009年4月末現在、47ドル付近の値がついている。

ギリアド(正式名称は「ギリアド・サイエンシズ」)は、インフルエンザ治療薬「タミフル(Tamiflu)」を開発した企業として有名。タミフルの実際の製造・販売は、スイスの医薬品メーカーであるロッシュ社が行っている。ギリアドはロシュ社とライセンス契約を結んでおり、ロッシュ社は、タミフルの販売額の一定割合をロイヤリティとしてギリアドに支払っているという。

2005年に鳥インフルエンザの流行が世界的に懸念された際には、タミフルへの需要の急増が予測されたことから、同薬の特許を有するギリアドの株価が上昇したらしい。ブログ記事ラムズフェルド、鳥インフルエンザで大儲けによると、2005年10月までの過去6か月の間に、ギリアド社の株価は35ドルから47ドルに急騰。同社の会長を務め、大株主でもあるラムズフェルド元国防長官は、「少なくとも100万ドル以上資産を増やした」という。これ、決して良い話ではないね・・・。インフルエンザの特効薬を開発した(というか特許を取った」という点ではギリアド社に功績があるのは間違いないけれど、戦争であれインフルエンザの流行であれ、人の不幸に乗じて大儲けするビジネスモデルは、個人的には決して感心できない・・・。

で、今回の豚インフルエンザ問題でも、タミフルへの需要は高まりそうな気配だ。日本政府は、感染が広がるメキシコに在住する邦人を支援するために、インフルエンザ治療薬「タミフル」を追加発送することを決定したらしい。タミフルが世界中で売れるようになれば、ギリアド社に支払われるロイヤリティの金額も必然的に増加する。結果としてどのくらいの規模で同社の収益を押し上げるのかは分からないけど、株価へも何らかの影響があるのかもしれない・・・。

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