中国とブラジル、人民元やレアルによる貿易決済の計画を検討中!?

(2009/05/22)

中国とブラジルが、両国間の貿易取引を、米ドルではなく自国通貨での決済で行うプランを検討しているとの報道があった。具体的には、北京を訪問したブラジルのルラ大統領が、胡錦濤国家主席にこの案をもちかけたという。万が一、この計画が実現すれば、中国とブラジルの間で取り交わされる貿易決済は、レアルもしくは人民元の通貨で行われることになる。

これ、けっこう衝撃的なニュースかも・・・。

ブラジルにとって、中国は、米国以上に重要な貿易相手国となっている。そのような状況で、米ドルではなく自国通貨で決済が行われるようになれば、世界的な米ドルに対する信頼性にも影響を及ぼし、為替相場にもそれなりの影響が及ぶことが想定されるからだ。

ただ、米ドル抜きでの貿易決済は、当り前のことかもしれないが、今スグに実現できるというものでもないらしい。
例えば、ブラジル中央銀行のグスタボ・フランコ元総裁は、この案について、「貿易決済通貨をドルから他の通貨に変更することにあまり意味はない」と指摘したという。また一方、提案を受けた中国側の中国銀行も、人民元をブラジルとの貿易決済通貨として使用し始めるまでには数年の準備期間を要する可能性が高いとコメントしたとのこと。

しかし、根本的なところでは、中国やブラジルだけではなく他の新興国も、貿易決済における「ドル外し」は大まじめに検討していると思う。これらの新興国は、今までは基軸通貨としてブイブイいわせてきた米ドルの信認が、FRBが輪転機を回し続けていることによって揺らいできていると考えているだろう。

もし、中国とブラジル間での決済が本当に人民元で行われるようになった場合、米ドルや米国債の相対的な価値は著しく下落する可能性も、なきにしもあらずなのではないか・・・。

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