長期国債の利回りの推移はどうなってる・・・?

(2009/06/06)

長期国債の利回りは、今年(2009年)に入ってからは一貫して高めに推移しているようだ。リンク先のIICPのページによると、10年物国債の金利は、今年1月に1.284%だったものが、5月になると1.451%まで上昇。20年の国債になると、今年1月時点の利回りは1.910%だったが、5月には2.111%と、2%を上回る水準で推移している。

ちなみに、この国債について、ごくごく基本的な知識だけれども、おさらいも兼ねてメモしておきたい。
財務省のサイトでも解説されているが、いわゆる国債の「金利」と呼ばれるもののうち、「表面利率(クーポンレート)」と「利回り」はそれぞれ別の意味なので、混同して使わないよう注意が必要だ。利率というのは、額面金額に対して、政府が債権者に支払う1年分の利子をパーセンテージで表示したもの。その数値は、償還まで変動しない。
一方で、利回りというのは、その国債を1年間運用した場合の運用益をパーセンテージで表したものとなる。つまり、利回りのほうは、投資家がその国債を買うためにいくら支払ったか?(購入価格)によって、変わってくることになる。長期国債であれ、短期国債であれ、利率が高い国債を割安な価格で購入することができれば、当然、利回りは良くなるわけだ。

日本国債へ投資する際のリスクは・・・?

少なくともここ数十年は、日本政府が発行する国債は極めて安全な投資対象だったようだ。ただし、今後も、同じ法則が継続するとは限らない。
実際に発生する可能性は低いのかもしれないけど、日本経済がハイパーインフレになるリスクは無視しないほうがよいかも・・・。リンク先の記事にもあるとおり、仮に国債の発行自体が抑制されても、代わりに政府紙幣が乱発されることになれば、日本円の相対的な価値が急落する確率は決してゼロではないだろう。もし悪性のインフレに見舞われた場合、国債の利回りも必然的に低下することになる(・・・というか、利回りがどうこう、というレベルの話ではなくなるかも・・・^ ^;)

実際のところ、「日本でハイパーインフレなんて絶対に起こらないさ」と断言するのは、ちょっと難しいのではないかな・・・。
他の国のケースで、例えば米国経済について言うと、『ブラックスワン』の著者タレブ氏が、米国経済がハイパーインフレになった場合に大儲けできるファンドを立ち上げたという。わざわざファンドを立ち上げたということは、タレブ氏は、米国経済がハイパーインフレになる確率は少なくともゼロパーセントではない、と考えているということになる。
日本政府も、それなりのボリュームの米国債を保有している。日本はハイパーインフレとは無縁だと、この局面で言いきれるだろうか・・・?

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