ETFによる分散投資戦略、本当に効果が無いの・・・!?

(2009/06/06)

ETF Guideという米国の情報サイト(英文)に、ETFによる分散投資は過去の古びた戦略になったのではないか?と問う記事が掲載されている。私のつたない英語力で読解する限り、この記事の執筆者は、ETFを活用して各資産のインデックスに分散投資していた投資家が2008年に被った損失を指摘し、ETFによる分散投資が必ずしも収益を上げる戦略ではないことを強調しているようだ。

この記事がとくに着目しているのは、著名なETFの昨年2008年のパフォーマンスだ。バンガード・トータル・ストック・マーケットETF、iShares バークレイズ・アグリゲート・ボンドETF、iShares MSCI EAFE・・・といったメジャーどころの上場投資信託は、いずれも、2007年につけた高値から50%近くも下落している(ちなみに、S&P 500の下落幅はさらに大きく、55.19%だそうな)
さらにこの記者は、これらの「適度に分散されたポートフォリオ」を持つETFが軒並みひどいダメージを被った一方で、空売りを主体とするETFは利益を上げたと指摘。結論として、ETFを通じて世界中のさまざまな資産(小型株、大型株、債券、コモディティなどなど)に幅広く分散投資するだけの戦略は、収益を生み出すことが難しいのではないか、と述べている。

さて、ETFによる分散投資は、本当に効果がないのだろうか?

正直なところ、いまの自分には確実な答えは分からない。この記事のライターが主張する通り、分散投資は、「昔に一時的に流行った投資戦略のひとつ」にすぎない可能性だって、絶対に無いとは言い切れない。

ただ一点だけ・・・わずか1年間の期間を取って、その間に、世界中の株式や債券が同じ方向に下落したからといって、「ほら見ろ、同じ動きをする資産にいくら分散したって意味ないんだよ!」と断定してしまうのは、ちょっと結論を焦りすぎているような気がする。

この辺りの議論は、ブログ「高等遊民の備忘録」さんの記事分散投資の効果が参考になるだろう。高等遊民さんが指摘されているとおり、分散投資の効果とは、「集中投資よりもリターン/リスク比を最適化できる」点にあるのだと思う。

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