その劣後債、本当にリスクは低いの・・・??

(2009/06/10)

大手銀行が発行する劣後債が、個人投資家の間で人気を博しているそうだ。銀行の定期預金の金利が低い水準で停滞している中で、相対的に高い利回りがメリットとみなされているとのことだけど・・・この劣後債、どんなリスクがあるのかちゃんと調べたほうがよいのでは・・・?

さて、そもそも「劣後債」とは、どのような債券なのだろうか?

野村證券の用語解説ページによると、劣後債とは、一般無担保社債と比べて、元本および利息の支払い順位が低い社債を指すという。つまり、貸した金を返してもらう順番が、一般の債権者よりも後回しにされるということ。支払が後回しになる、順位が劣るという意味で、そのような名称が付いているのだろう(ちなみに、別名「ジュニア債」とも呼ばれるそうな。いずれにしても、あまり強くなさそうな名前だ・・・^ ^;)

で、後回しにされてしまうことの代償(?)として、金利は高めに設定される傾向があるのだそうな。例えば、三菱東京UFJ銀行が発行する劣後債は、年利で2.75%にもなるらしい。で、三井住友銀行の個人向け劣後債は2.73%。利回りだけを見れば、いずれの社債も魅力的な投資対象に見えるだろう。

この劣後債、利回りが良いので一般投資家が飛びつきたくなる気持ちも十分にわかるのだけれども、借り手が破綻した場合には、貸した金を取っぱぐれるリスクが高くなるということだけは、しっかり認識する必要があるだろう。いくら大手銀行の破たんリスクが低いとはいえ、いわゆる「ハイリスク・ハイリターン」の法則がある程度は働いているはずだ。

劣後債に投資する際のリスクについては、ぐっちーさんのブログ記事が参考になりそう。氏いわく、劣後債は売りたい時に必ずしも売れるとは限らず、その流動性の低さには注意が必要だという。まして、この社債を発行する銀行側が買い戻す義務はない。「まさか」の事態が起きた時には、購入価格よりもかなり安い値段で叩き売らざるを得ないハメに陥る可能性も、ゼロではないということだ・・・。

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