北朝鮮の債券が密かな人気・・・とな!?

(2007/05/15)

NB Onlineに、北朝鮮債券が密かな人気商品となっており、米英のヘッジファンドや日本の投資家が買い求めているとの記事が。

『この債券は1997年3月にフランスのBNP(Banque National de Paris、現BNPパリバ)がアレンジしたものだ。発行額は7億7700万ドイツマルク(約650億円)。元々いろいろな銀行が保有していた北朝鮮向け融資債権を証券化したものだ。ドイツマルクとスイスフランの2つの通貨建てで、金利のないいわゆるゼロクーポン債である。』

(ちなみに、朝鮮日報にも、北朝鮮の不良債権500億円相当が国際金融市場にという記事が掲載されている。ご参考まで)

ゼロクーポン債、つまり、利子収入は一切無し。債権償還時の売却益のみを期待して買うわけか・・・。
それはともかく、この記事を読んで自分が真っ先に考えたのが、「いくらんなんでも、北朝鮮の債権って、リスクがめちゃくちゃ高いのでは!?」という印象。なにせ、あの北朝鮮である。「韓国」ではない。まして、BRICsとか、VISTAなどの新興国、といったレベルの話ではない。

しかし、原田武夫氏は、ブログのエントリー「対北朝鮮政策を巡る米国の真意を考える」でゴールドマン・サックスのペーパーを引き合いに出し、この債権への投資が決して無謀とも言い切れなくなる可能性を示唆している。

『米国が「南北朝鮮の統一」シナリオを追求していると考えればすぐさま理解できよう。仮に南北が統一することがあれば、それより前に北朝鮮系の国営企業、とりわけ、統一後も続けられていくであろう鉱山開発などに関連した企業の債券(リスクの高さゆえに、現在は文字通り「紙切れ」当然の状態にある)を買いあさっておくことにより、巨万の富を得ることになる。』

確かに、米国が思い描くとおりに南北統一が実現しさえすれば、北朝鮮の債権は、間違いなく「紙くず」ではなくなる。それどころか、現時点の価格が安すぎるので、事態が急展開すれば、そりゃ、将来的な売却益はべらぼうな額になるだろう。
う~む、しかし・・・そのような予測が出てくることも理解はできるけれども、米国の政策や朝鮮半島の情勢が原田氏の分析通りに展開する可能性自体が、まったく未知数かと。この債権の購入は、依然としてリスクは高いように思える。ただ、南北統一が実現すれば、当然のことながら、それは望ましいこと。

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BNP)とパリバ(Paribas)が合併して誕生し、ユーロ通貨圏では最大規模の金融グループとなっている。

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