ヘッジファンド投資に対する誤解と幻想

(2007/05/15)

「ヘッジファンド」という言葉を聞いて、どんな集団をイメージするだろうか?
「金融業界の中でも、群を抜いて優秀な猛者の集まり?」「頭脳明晰、少数精鋭のエリート集団が、ひっそりと目立たないところで、高度な売買技術を用いた投資を行っている??」
あまり実態が見えないうえに、書籍などでもミステリアスにドラマチックに書きたてられて、妄想的なイメージがひとり歩きしてしまった感がある・・・が、実は、「言うほど大したものでもないじゃん!」と考えてしまって差し支えないものらしい。

私もいつも読ませていただいている為替王さんは、メルマガ読者からの質問に答える形で、「ヘッジファンドはマーケットを思うように動かしている」というのはまったくの誤解と言い切る。

『事実、毎年、大損して解散するヘッジファンド、夜逃げ同然に市場から消えていくヘッジファンドも数え切れないほどたくさんあります。つまり、彼らも私たち個人投資家と同じように相場と格闘し、勝つ人もいれば負けて泣いているヘッジファンド運用担当者も多数いるというわけです。1人で巨額の資金を動かす機関投資家も、得たいの知れないように見えるヘッジファンド運用担当者も、みな、シャアさんと同じ人間です。』

ヘッジファンドも、他の金融機関と同様、普通に悩み、苦労しているということだ。
そもそも、もし本当にスーパーエリートの集まりなのであれば、「夜逃げ同然に市場から消えていく」会社など、存在するわけがない。スーパーエリートが、夜逃げなんてするわけがない(笑)

また、IOND University Japan 国際投資研究所のページによれば、破綻や解散率の高さがヘッジ・ファンド業界の問題であるという。
『ヘッジファンドリサーチ社の調べでは、2002年には300社のヘッジ・ファンドが解散し、新たに1200社のヘッジ・ファンドが設立されたとあります。』とのこと。まるで、雨後のタケノコのよう。無数に設立されては、消えていく。いたって、普通の企業と一緒だ。スーパーエリートが、そんなにポコポコと現れては、すぐに消えていくわけがない(笑)

クオンタム・ファンドやムーア・キャピタルなどのように世間の注目を集めるスター・ファンドは、無数の同業者がひしめきあうピラミッドの頂点に立つ、ほんの一握りの存在なのだろう。このあたり、Jリーグやプロ野球、ハリウッドの映画業界の世界と事情は似ていると思う。俳優志望者全員が、トム・クルーズようなスターになれるわけではない。
とどのつまり、過剰な期待も、過剰な不安視も、するだけ損ということ!?

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ヘッジファンドヘッジファンドの正確な定義は難しいが、公募によって一般から広く零細な資金を集めて巨大資本を形成する通常の投資信託と異なり、私募によって少数の投資家から私的に大規模な資金を集めて運用する投資団体のことを指す。.wikilis{font-size:10px;color:#666

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