「債務超過」の定義(債務超過とは、どのような状態のこと?)

(2009/09/20)

「債務超過」という用語の意味を会計として厳密に定義すると、「貸借対照表のうち、右側にある【純資産(資本)】の部がマイナスになる状態」ということになる。この定義は知っておく必要があるのは当然なんだろうけど、でも、それだけだといまいちしっくりこない。バランスシートの「資本」の部がマイナスになるのは、果たして、どういう状態の時なんだろう?

「債務超過」の状態を平たく表現すると、自分が持っている資産を総動員しても、返すべき借金が返せない状態のことを言う。自分が持っている資産というのは、銀行預金はもちろん、株や債券などの金融資産のほか、自動車、持ち家、パソコンやら冷蔵庫やらの電気製品、オーディオ機器、CDなどいろいろ。つまり、債務超過とは、銀行の預金を全部引き出し、持っている株も売却し、自宅やクルマや冷蔵庫などをぜんぶ売り払ってカネを作っても、借金をぜんぶ返せない状態となる。
(参考ブログ:債務超過とは!? ジ・エンドなの!?

一般的な感覚だと、例えば会社の経営は、債務超過に陥った時点で倒産・・・というイメージが強いと思うけど、実はそうとも限らないらしい。

「来年には必ず金を返しますから、なんとか許してください」と言って何とか「延命」している会社は、意外だけど、けっこうたくさんあるそうな。自己資本がマイナスとなっていても、経営者がどこかから新しい資金を調達し、資金繰りをなんとか続ける限り、会社はなかなか潰れない場合もあるのだそうだ。
(ちなみに、新しい出資者などから出資を受けて資本金を充当できれば、債務超過の状態から抜け出しちゃうこともある。例えば、CSKは2009年9月に、債務超過を回避するために520億円の増資計画を発表した)

経営者が会社を「延命」する手段としては、経営者と銀行の融資担当者との個人的な付き合いで情に訴えるとか、経営者のプレゼンテーション(ハッタリともいう!?)の上手さだとか、いろいろな要因があるのだと思うが・・・。

まあでも、債務超過の状態というのは著しく「信用」を棄損する(借金をすでに返せない状態にある人に、お金を貸してくれる人はなかなかいないだろう・・・)わけで、いずれにしてもヤバい状態であることは間違いないんだろうと思う。

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