長期金利の上昇は、日本の財政にどのような影響を及ぼすのか・・・!?

(2009/11/11)

長期金利が上昇している(2009年11月11日現在)。10日の東京債券市場では、10年物国債の利回りが1.485%に上昇し、実に6月以来5カ月ぶりの水準まで上がったようだ。藤井財務相が長期金利の上昇に対する強い懸念を表明したことでちょっと買い戻されたみたいだけど、今回の金利の上昇は、新規国債を増発し続ける政府に対して、市場からの「警告」と捉える向きもあるようだ。

長期金利の上昇に関して、とくに興味をもって読んだのが、ワールド ゴールド カウンシル日韓地域代表である豊島逸夫氏のエッセイ。
11月11日付の「マーケットの臨界点」と題されたエッセイの中で、豊島氏は、地銀や郵貯が庶民の貯金で集めた資金を使って国債を買うことに「買い疲れて」おり、この状況はそろそろ臨界点に達しつつあると分析している。また、半月ほど前のエッセイ無理のない返済計画をでは、このタイトル自体がすべてを物語っているが、今回の概算要求で日本は借金地獄に陥ったと述べられている。
ふだんは控えめで何かを断定するような表現が見受けられない豊島氏だけに、ここ最近のエッセイでの緊迫した文章は、読む側としても意外というか、今回ばかりは本当にやばいのかも・・・と思ってしまう(^ ^;

もうひとつ。海外の金融関係者による日本の財政状態に関するコメントを、広瀬氏が頻繁にブログで引用されている。
最近のエントリーで衝撃的だったのは、「心配すべきは日本であり、アメリカではない」という記事。英国のテレグラフ紙に掲載されたこの記事によると、日本のCDSの価格は「最近ロケットのように上昇して」おり、金利がごく世界的に並みの水準(3~4%)に達しただけで、日本の国債価格は暴落し、財政は破綻(破たん)する可能性が極めて高いと警告している。この記事によると、日本の財政状態は、すでに引き返すことのできない地点にまで来てしまったことを示唆している・・・。

ちなみに、広瀬氏がこのテレグラフ紙の辛辣な記事に対してコメントされていることは、

  • 壊れるときは壊れるし、そのとき国民全体が貧困化するペースは驚くほど速い
  • ロシアやアルゼンチンの例を見ると、ミドルクラス(=いわゆる、中流)が根こそぎ居なくなるほど瞬間的なインパクトは強かった
  • (このテレグラフの記事が事実であるならば)もう何をやっても手遅れ。事態は「政府に今から何ができるか?」を考えるステージを終え、「個々人が生活防衛を考える」ステージへと進んでいる気がする

日本国債の「臨界点」は、はたして、いつ訪れるのだろうか・・・!?

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