『投機バブル 根拠なき熱狂』 シラー氏が指摘する、株式市場を急騰させた12の要因とは!?

(2010/09/27)

『投機バブル 根拠なき熱狂』という本を読んでいる。米国の経済学者ロバート・J・シラー氏によるものだ。この著作の中で、シラー氏は1990年代後半から始まった米国の株式市場は明らかに割高であると指摘し、株価の高騰を招いた可能性のある要因として、以下の12の点を挙げている。

  1. インターネットへの期待。「インターネットは経済的に重要である」という印象を大衆が抱いたことが重要。
  2. 勝利至上主義。冷戦の終結後、ロシアなどの経済がボロボロになるのを見た米国民は、「世界最高の資本主義システム」としての自国経済への自信を持つようになった。
  3. 物質主義的価値観の台頭。ビジネスで成功した人物が尊敬を集めるようになり、商業的、金銭的、物質的な成功が米国社会においてますます重視されるようになった。
  4. 共和党によるキャピタルゲイン減税。投資家にとってさらに有利な税制が施行されるのではないか、という期待感から、投資家は自らが保有する株式を売却して売却益(キャピタルゲイン)を得るタイミングを少しでも先延ばしにしようとした。
  5. ベビーブーム世代の経済活動が市場に与えたとされる影響。ベビーブーマーが活発に消費を行ったおかげで企業の業績が伸び、株価の上昇につながった、といわれる説や、ベビーブーマーが老後の資金作りのために株式市場に続々と参入し株価を押し上げた、という説など。いずれにしても、ベビーブーマーの影響については諸説あるという。
  6. ビジネスニュース、経済ニュースの増加。メディアが株式市場や投資に関する扱いを増やしたことにより、投資活動のPR、宣伝に結び付いた。
  7. アナリストによる予測が楽観的になった。企業業績の過大評価とも言えるアナリスト・レポートの増加。
  8. 確定拠出型年金プラン(401kプラン)の普及により、株式投資について積極的に学び、参加する意欲を持つ個人投資家が急増した。
  9. ミューチュアル・ファンドの急成長。ミューチュアル・ファンドとは、米国の一般的な投資信託の通称。複数の投資家が資金を共同で出し合って運用を行う、いわゆるオープンエンド型の投資信託。
  10. 「インフレ抑制とマネー幻想の効果」(インフレ調整と株式市場の利回りの相関関係などに触れられているようだけど・・・すみませんここは難解でまだ理解できてません・・^ ^;)
  11. 株式市場での取引量の増大。ネット取引、デイトレーダーの登場。
  12. 競馬、カジノ、宝くじなど、いろいろ含めた「ギャンブル」に接する機会が増大したこと。

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