米国債がデフォルトする可能性は・・・?

(2011/05/24)

米国債がデフォルトする可能性について、PIMCOの債券王ビル・グロース氏が、改めて警告を発している。リンク先の『デフォルトの臭い』と題されたコラムの中で、グロース氏は、米国の財政赤字がシャレにならないほど深刻な事態にあることを強調し、同国の債務比率がどうにもできないレベルに達してしまっている現状の問題点を指摘しているのだ。

以下、同コラムの要点をかいつまんでメモしてみたい。

  • 米国の財政赤字は非常に深刻であり、しかも、ワシントンの政府当局はこの危険性を十分に理解できていない
  • 給付金制度の三つの項目(メディケア、メディケイド、社会保障年金)関連の支出が、米国の財政をとくに大きく圧迫している
  • ヘルスケア関連の支出の伸び率は、インフレ率を上回る勢いで急増する恐れがある
  • 米国政府の帳簿外(オフバランス)の債務は、GDP比で500%に達する
  • 米国の財政状態はギリシャよりも悪い
  • 米国のデフォルトは、インフレ、通貨の切り下げ、異例の低金利などの形で貯蓄者の富を収奪する、目に見えにくいデフォルトとなるだろう

いずれにしても、ビル・グロース氏が、ブクブクと膨らむ一方である米国政府の債務を深刻視し、米国債のデフォルトの可能性を真剣にシミュレーションしているのは事実なのだろう。同氏は別のコラムで、米国債を保有し続けることのメリットに疑問を呈し、利回りの高い非ドル建てのエマージング市場債券など他の選択肢も検討するべきであると強調している。

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