社債の利率はどのくらい?(定点観測)

(2012/02/07)

ここのところ個人向け社債の発行額が増加しており、昨年2011年は、個人向け社債の発行額が前年を大きく上回ったそうだ。リンク先の記事によると、まずもって銀行の普通預金や定期預金の金利が泣きたくなるほど低いこと、世界的に株価が低迷していることなどから、相対的に利率の高い社債への需要が高まっているのだという。

では、個人投資家からの需要が高まっている社債の利率って、どのくらいなのだろう?

ソフトバンクの社債の利率は年々低下している

ここ数年、個人向け社債の発行に意欲的なことで話題となった企業といえば、まずはソフトバンクが挙げられるだろう。

同社サイトの「社債情報」によると、同社が発行する普通社債の利率は、年々、低下していることが見てとれる。
例えば、2009年9月18日に発行された第29回無担保普通社債(愛称は「福岡ソフトバンクホークスボンド」)の利率が4.52%もあったのに対して、2010年6月2日発行の第31回無担保普通社債の利率は1.17%、2011年6月17日発行の第36回無担保普通社債の利率はちょうど1.00%。
数年前と比較すると、同社が社債を発行することで市場から資金を調達する際のコストは劇的に低下していると言えるだろう。
これは、ボーダフォン買収の債務を着実に返済し続けていること、iPhoneの好調な売上が業績に大きく寄与していることなどから、同社の社債へ投資するリスクが低下したと市場が考えている証左なのだろうか?(今となっては遠い昔、2008年には、ソフトバンクのCDS指数が650ベーシスポイントに達したこともあったのだ・・・遠い目)

社債の利率と投資リスクの関係は?

高い利率の社債発行で最近に話題となった企業といえば、SBIホールディングスだろう。

2012年1月13日付で発表された個人向け無担保社債発行に関するお知らせによると、同月にSBIが発行した3年債の利率は、2.16%と設定されている。上述のソフトバンクの社債と比較すると、実に2倍以上の利率だ。格付投資情報センターによる格付はBBB。
こちらのブログ記事によると、同社債は、発売されてすぐに完売となったらしい。相対的に高い利率が人気を呼んだのだろうか。

前述のsankeibizの記事では、その他にも、個人向け社債を発行することで資金を調達している企業が紹介されている。社債の利率は、例えば、近畿日本鉄道が0.95%、常陽銀行が1.22%、三菱UFJ信託銀行が1.52%、などなど。

あくまでも一般論かもしれないが、社債の利率はその企業の信用リスクにある程度比例している、という考え方は、社債への投資を検討する際に、念頭に置いておいても損はないかもしれない(ちなみに、社債投資のリスクについては、個人向け社債のリスク【AERA マネーの賢人】が参考になるかも?)

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