点心債(ディムサム・ボンド)とは? 人民元建ての債券

(2012/06/11)

人民元建ての債券へ投資する手段として、点心債(ディムサム・ボンド/Dim Sum Bond)と呼ばれる金融商品が投資家の注目を集めているようだ。QUICK MoneyLifeの記事「点心債」登場、ユーロ人民元債券市場の幕開けによると、点心債とは、中国本土以外、とくに香港で発行・流通されているオフショアの人民元建て債券のこと。

かつては、人民元の価値の上昇を見込んでこの債券の購入を希望する投資家が多数いたのに対して、その発行量は少なかったようだ。
量は少ないけど美味である点心にひっかけて、「点心債」という呼称がつけられたという説もあるそうだ(一方、流動性の低さ、発行量の少なさから、本格的な投資対象としては物足りないがゆえに、点心と呼ばれるようになったという説もあるようだ)

中国政府が香港での人民元建て債券の発行を最初に認めた2007年当時は、起債が許可された企業は中国系の銀行などに限定されていたが、2010年には外資系企業にも発行が許可された。一番乗りの米国のマクドナルドを皮切りに、キャタピラー、フォルクスワーゲン、テスコなどのグローバル企業が後に続いた。さらに、2011年3月には、オリックスが日本企業として初めて点心債を発行している(ちなみに、起債にあたってオリックスが主幹事に指名したのは、スタンダードチャータード、みずほセキュリティーズアジア、ANZ銀行、BNPパリバ、BOOM証券の5社とのこと)

中国内陸部企業による「点心債」発行もますます盛んになる?

中国網の記事「点心債」発行拡大でパイの分け合いを狙う中国によると、中国政府は、中国企業がオフショアで人民元建ての債券を発行することを積極的に後押ししている様子だ。
中国内陸部の企業にとっては、中国本土よりも低い金利(コスト)で資金を調達できる点心債の発行は魅力的な手段なのだろう。中国の李克強・国務院副総理は、昨年2011年8月に香港で開催された経済フォーラムの席で、内陸部企業の香港での人民元建て債券発行を積極的に承認していき、「内陸部機関投資家の香港での人民元建て債券発行の規模を拡大する方針」を表明したとのことだ。

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