円相場:景気が良ければ円安、景気が悪ければ円高に!?

(2007/05/18)

「日本の景気が悪くなれば、円安。景気が良ければ、円高になる」―普通だったら、そのように考えるだろう。しかし、エコノミスト田中泰輔氏は、楽天証券で連載中の外国為替レポート「為替透視鏡」で、円相場が日本の景気とは反対の動きをする傾向が強いと論じている。つまり、日本の景気と円相場は、「アマノジャク」の関係にあるというのだ。

『日本の好景気下では円安、景気悪化下では円高のモメンタムが高まる傾向がある。理由の一つは米景気サイクルが日本景気の背後にあることだ。例えば、「米景気悪化→日本景気悪化」の場面で、ドル安を受けて円高になる。』
(ちなみに、田中氏のコラムに出てくる「DI」とは「景気動向指数」という指標。DIが3カ月以上連続して50%を上回っているときは景気拡大局面、下回っているときは後退局面と解釈されることが多い)

田中氏のロジックを、自分なりにかみくだいて整理してみると・・・「日本の景気が悪化する前には、必ずといってよいほど米国の景気が悪くなる」→「米ドルが売られて円が買われる状況が必然的に発生する」→「日本の場合は、景気が悪くなっても円高となる」――この考え方で間違いないだろうか。一般論で言えば景気が悪くなった国の通貨は対ドルで安くなるが、日本の場合は事情が特殊、ということだ。

従って、景気指標が市場予測を下回ったという理由で為替市場が円売りの反応を示すことは、田中氏によれば、トレンドに逆らった動きということになる。

じゃあ、米国の景気が減速しつつある現状を考えると、為替相場は円高に振れるのか?
田中氏は、「ファンダメンタルズ面からの円高・ドル安リスクが顕在化する」にしても、時間的な猶予はあると予測する。
米景気は確かに減速しつつあるが、「その変化は緩慢」だし、「日本経済も製造部門で足踏みがあっても、消費など需要の底堅さに支えられている」からだ。

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