投資家ピーター・ティール氏がFacebook株を売却した理由は?

(2012/09/07)

技術系投資グループFounders Fund(ファウンダーズ・ファンド)を設立したエンジェル投資家ピーター・ティール氏が、保有するFacebookの株式の大半を売却したそうだ。この売却の話は大きなニュースとなって話題となり、フェイスブックの株式を新規株式公開(IPO)時に購入した個人投資家を不安にさせているようだ。
それもそのはずで、ピーター・ティール氏はFacebookに初期の段階で投資した投資家として知られており、同社のCEOマーク・ザッカーバーグ氏をモチーフとした映画「ソーシャル・ネットワーク」にもティール氏と思われる投資家が登場している。

今回の売却騒動は、賛否両論を巻き起こしているようだ。

上にリンクした日経ビジネスの記事によると、探究心の旺盛なティール氏は、Facebook、強いてはWebサービスやアプリ開発が主流となっている今のシリコンバレーに幻滅しており、ソーシャルメディアが目指している方向性に不満を抱いていることが今回の大量の株式売却につながったと分析している。

一方で、ロイターのティール氏のフェイスブック株売却は一般投資家を侮辱というコラムでは、ティール氏が株式の大半を売り払った後もフェイスブックの取締役会に居座り続けている奇妙な事実を指摘し、同社の「企業統治の不備を想起させる」と厳しく批判している。まあ、確かにこの指摘には一理あると思う。上場したての新興企業にはよくある話なのかしら・・・。

ティール氏のプロフィール:ペイパルの創業者として知られる

もともと、ティール氏は、オンライン決済サービスPayPal(ペイパル)の創業メンバーの一人として名が知られている。
株式を公開したのち、ティール氏は同社をイーベイへ売却。その後に、前述のファウンダーズ・ファンドを設立したそうだ。

メディアの記事で読む限り、同氏の発想はかなり突飛だ。

とくに話題になったのが、海上に浮かぶ独立国家を建設してしまおうという計画だろう。リバタリアンならではの過激なアイディアだ。

ただ、ティール氏が投資家として本当の意味で優秀かというと、そうとも断言できないかもしれない。日経ビジネスの記事によると、ティール氏はクラリアム・キャピタルというヘッジファンドを所有しているそうだが、このファンドの資産は、2008年に60億ドルあったものが、2010年には5億ドルまで激減してしまったとのこと。資産が12分の1に減ってしまうというのは吹き飛び方としてはすさまじい部類に入る・・・かも(^^;

ちなみに、そんなこんなで話題に事欠かないFacebookの株価は、2012年9月6日現在、19ドルあたりで推移している。PERは65.43。株式公開時につけた株価(38ドル)の、実に半値である。

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