ベトナムの不動産バブルはどこへ行くのか!?不良債権が急増

(2012/09/13)

ベトナムの銀行が抱える不良債権問題が深刻化しているようだ。リンク先のウォール・ストリート・ジャーナルの記事によると、同国の不良債権比率が銀行システム全体の10%にも達しており、ハノイやホーチミンには、建設途中で作業が中断され、放置されたままのビルが至るところにあるという。建設業者の資金が枯渇したり、オフィスや居住用アパートへの需要が急減したためだ。

2007年にWTOの正式加盟国になったことを契機に、ホーチミンやハノイで建設ラッシュが始まった。その後の数年間は、銀行の融資意欲が高まり潤沢な資金が回る中で、どんどん新しい建造物の建設が着工されたが、やがて、ちらほらと商業ビルにも空室が目立つようになったという。

そして、ハノイの不動産の価格が異常に高騰し、危険なバブル状態にあることを政府系機関が報告したのが、2010年5月。同報告書は、行き過ぎた不動産投機熱が、都市部の不動産価格を高値まで高騰させていると指摘。建設に要した実費からはるかにかい離した高値で取引されていると警告を発している。

ベトナムには、以下のような銀行がある。

  • ベトコムバンク(ベトナム外商銀行)
  • アグリバンク(ベトナム農業農村開発銀行)
  • サコム銀行(サイゴン商信株式商業銀行)
  • エクシムバンク(ベトナム輸出入銀行)
  • ナムベト商業銀行
  • ACB商業銀行(アジア商業銀行)
  • リエンベト銀行
  • テクコムバンク(ベトナム技術商業銀行)
  • ビエティンバンク(ベベトナム工商銀行)

国営銀行も多い。また、もともとは国営だったが、最近になって民営化されたメガバンクもあるようだ。
ちなみに、ACB銀行を創業した実業家グエン・ドク・キエン氏は、不正なビジネスを行ったという理由で逮捕されたそうだ。

バブルが崩壊した場合、ベトナムの実体経済への影響は・・・?

インドネシア政府、ベトナム発のアジア金融危機再燃を警戒という記事にもある通り、かつての金融危機のような惨事を引き起こすリスクを警戒している向きも多いようだ。ベトナムがIMF(国際通貨基金)への支援を求めた、というウワサも立っているとのこと。

時差愛は、バブルがはじけてみるまで、どのていどの損害が実体経済に及ぶかは予測が難しいとは思う。
ただ、例えばベトナムの企業の株式に投資しているような投資信託を保有している人は、リスクを出来るだけ回避するために、同国の経済動向を少し注意深くウォッチしてみてもよいかもしれない。

↓ベトナムの株式などを組み入れている投資信託の一例

  • ドラゴン・キャピタル・ベトナムファンド(キャピタル アセットマネジメント)
  • ベトナムファンド2007-5(三井住友アセットマネジメント)
  • ベトナム・カンボジア・ラオス3国成長株F(愛称:メコンのめぐみ)(プラザアセットマネジメント)
  • ベトナム・ASEAN・バランスファンド(愛称:V-Plus)(T&Dアセットマネジメント)
  • DIAM VIPフォーカス・ファンド(愛称:アジアン倶楽部)(DIAMアセットマネジメント)

ちなみに、まったくの余談だけど、アクティブ運用の投資信託は、運用報酬がちょっと高めのファンドが多いなあ・・といるものことながら感じるわな。

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