円安は米国経済と新興国経済の回復によってもたらされる!?

(2012/09/21)

世界経済再浮揚と円安始動の鍵は米国にという興味深いコラムで、ドイツ証券のチーフ為替ストラテジストである田中泰輔氏は、米国経済と新興国経済の回復が歩調を合わせることで、為替が円安へ転換する可能性について言及している。

田中氏のコラムの要約を、個人的にメモしてみたい。

  • 米国では、超金融緩和下の株高によって家計の債務比率が減少し、過剰住宅在庫も減少した
  • FRBがQE3(量的金融緩和政策の第3弾)を決定したことは、市場のリスク選好度を強化する可能性もある
  • 欧州経済は今後数年は債務処理に圧迫されるだろうが、GDP成長率は今年後半に底打ちすると予測する
  • 中国などの新興国の経済は今年の春から夏にかけて減速したが、金融緩和などの自助努力により回復に向かうのではないか?
  • 2013年から2014年にかけて、新興国の景気回復が、米国の「周回遅れ」の景気回復と歩調を合わせる可能性が出てきた。
  • これからの半年の間に、米国の各種経済指標が本当に上向くかどうかを注視することが重要。米国経済の成長が予測通りとなれば、2年物の国債金利はじわじわと上昇するだろう
  • もし米国の景気が予想以上に回復したら、第4四半期辺りに、1ドル=80円台前半まで円安が進む可能性もある
  • 米国経済が回復すれば、投機筋の円売り仕掛けと、日本の決算期末に絡む一部ヘッジ(ドル・ショート、ユーロ・ショート)の巻き戻しで、85円をトライする可能性もある

個人的には、田中氏のコラムでは経済の構造的な分析結果を素人にも分かりやすく解説してくださり、とても参考になる。その時々の為替の予測が当たったか外れたか、という観点ではなく、物事を分析するときの視点、という意味で。為替、株価、金利の相関関係を辛抱強く読み解こうとする田中氏の分析は市場関係者からの評判も高いようで、FX個人投資家にとっても参考になるのではないだろうか。

ここ数年、円高と株安のダブルパンチ続きで、損失がかさんで、さすがにウンザリしてきた個人投資家の方も多いかと思う。かく言う私も、円安への反転を願う一人だけど(^^;

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