個人向け国債のメリットとリスクは?国債への投資で失敗しないために

(2012/09/24)

個人向け国債について考えるという山崎元氏のコラムが大変勉強になった。山崎氏は、金融商品としての個人向け国債を評価されており、以下のようなポイントをメリットとして挙げ、個人向け国債へ投資する場合に得られるリターンを冷静に分析されている。

信用リスクが銀行預金を上回る

預金保険でペイオフが発動された場合、一行あたり1,000万円までしか元利金は保証されないが、個人向け国債はこの心配がない。保有しているぶんは全額戻ってくる(ついでに付け加えると、いまの日本の銀行は大量の国債を保有しているので、国債は暴落したけど銀行預金は安全、という状況は想像しにくい)

国債価格が暴落した場合のリスクヘッジになる

個人向け国債の場合、仮に日本国債の価格が急落(=金利が急上昇)している局面であっても、所定のペナルティ(直近の利息x回分に倍率をかけて計算?)さえ支払えば、なんと元本で(!)換金できるのだそうだ。

金融機関に入る手数料が安い

個人向け国債を投資家が購入した場合、販売した金融機関に入る手数料はわずか0.5%とのこと。
手数料が安い(というか良心的)ということは、それだけ投資家が享受できる利益が守られているということになる。

個人向け国債が国債暴落時のリスクヘッジとなる!?

個人的に、最も意外だったのは、個人向け国債を保有することで、じつは国債暴落時のリスクヘッジになるということ。
意外というか、自分がただ単に勉強不足なだけだけど(^ ^;

昨今の異様な低金利で、日本国債のバブル破綻を警告する専門家も多いが、個人向け国債に限って言えば、通常の国債が暴落している局面であっても、ちゃんとペナルティを支払って換金さえすれば、失敗して大きな損失を被る可能性は低そうだ。

「元本保証」とまではいかないにしても、国が発行する債券なのに、国債暴落時のリスクヘッジになろうとは・・・山崎氏も書かれているとおり、これは「少々皮肉でもある」と思う・・・。

では、個人向け国債のリスクは?

ここまで見てくると、この金融商品に投資する際のリスクは、他の投資信託などと比較すると低いのではないかと思う。

敢えてリスクを挙げるとすれば・・・金利が異常に低い状態がずっと続いているので、他の債券や株式と比べて投資利回りが低いこと、くらいだろうか。
例えば、万が一、これから日本経済の景気が回復して、株価が上がり金利も(良い意味で)上昇した場合に、資金を固定金利型の個人向け国債で保有し続けると、株式などに買い替えていたら「ひょっとしたら得られたかもしれない」利回りを取りこぼす可能性はゼロではない。

ただ、個人向け国債のリスクヘッジ効果、無難な安全性を考えると、これは「リスク」というほど大げさなものではないかもしれない。

(※ちなみに、山崎氏のコラムは2012年6月に書かれたものです。個人向け国債に関する情報が古くなっている可能性もあるので、ご留意ください)

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※このブログは個人の情報収集を目的として運営されているものであり、投資アドバイスや特定の金融商品の購入を推奨する意図はありません。その内容から生じるいかなる損失に対しても責任は負いかねます。投資は自己責任でお願いします。

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