ハイ・イールド債の投資信託ってイケてるの?

(2012/09/27)

モーニングスターが発表した2012年8月の純資産増加額月間ランキングでは、「野村 米国ハイ・イールド債券(豪ドル)毎月」が2カ月連続で一位となったそうだ。利回りが高いことから、米国や新興国などのハイ・イールド債券を銘柄に組み入れている投資信託が人気を集めているという。調べてみたところ、ハイ・イールド債に投資するファンドはけっこう数多く販売されているようだ。

(※基準価額、手数料などのデータは2012年9月27日現在のものです)

高利回り社債オープン(毎月分配型)
野村アセットマネジメントが販売。主な投資対象は、米国ドル建てのBB格相当以下の格付が付与されたハイ・イールド・ボンド。格付け別では、BB格、B格、CCC格など、幅広い組み入れを行っている。
基準価額は6,155円。購入時手数料は3.15%、信託報酬は1.79%。ちなみに、直近の期間では、基準価額の騰落率が、参考指数の騰落率を上回っており、「相対的にパフォーマンスが高かったCCC格以下の銘柄を参考指数よりも高めに」組み込んだことが理由だという。確かに、市場の相場が好調な平時であれば、利回りから得られるリターンは高そうだ。

フィデリティ・ハイ・イールド・ボンド・オープン
米ドル建ての高利回り事業債券のうち、Ba格(ムーディーズ社)以下またはBB格(スタンダード&プアーズ社)以下の格付のハイ・イールド・ボンドを中心に投資。為替ヘッジが有りの「ポートフォリオA」、為替ヘッジ無しの「ポートフォリオB」から選択できる。「ポートフォリオA」のベンチマークは、バンクオブアメリカ・メリルリンチ・USハイ・イールド・マスターⅡ・コンストレインド・インデックス。
購入手数料の上限は3.15%。信託報酬は年率1.6275%。

MS ワールドワイド・ハイ・インカム・ファンド
モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメントが運用。米国の高利回り社債および新興国公社債が主な投資対象。為替ヘッジは原則として行わない、とのこと。2012年8月現在、組み入れ資産の構成比率は、ハイ・イールド債が58.4%、エマージング債が36.9%、現金他が4.8%となっている。
購入時の手数料は3.15%。信託報酬は、名目・実質ともに1.63%。

ノムラ・ボンド&ローン・ファンド
米国ドル建てのハイ・イールド・コーポレート・ボンドのうち、投資適格格付より低い格付を付与された、もしくは格付けを持たない債券、および米国市場で流通する米国ドル建てのハイ・イールド・コーポレート・ローン(事業会社などが銀行などの金融機関から借り入れるローン)が主な投資対象。この投資信託では、コーポレートリサーチを重視して銘柄を選定しており、保有している債券にデフォルトが発生した場合には、「原則として速やかに当該資産を売却することを基本と」しているとのこと。

失敗するリスクは?

気をつけなければならないのは、利回りが高いということは、それだけデフォルトするリスクも孕んでいる可能性が高い、ということだろう。まさしく、ハイリスク・ハイリターン。利率に目がくらんで、そこに潜むリスクを軽視してしまうと、手痛い損失を被りかねない。これが、ハイ・イールド債へ投資する際のリスクかと思う。

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