株の取引で破産してしまう理由は?

(2012/10/01)

株で破産する状況というのは、現物の株式を普通に売買して取引しているぶんにはほとんど無いとは思うが、レバレッジを目いっぱいかけた信用取引を行ったり、借金返済の原資を株の売却益に求めてしまう場合は、ちょっと危険な香りがしてくるかもしれない・・・
株の投資で破産へ突き進んでしまう理由、というか行動パターンを、2点ほどメモしておきたい。

株式の売却益で借金を返済しようとする

多額の債務を抱えて破産しそうになっているが、返済できるアテがまったく無く、一発逆転を狙って株式投資に賭けて失敗してしまうケース(ここでいう「株式」は、現物、先物を問わない)

予想通りに株価が上がり、そのタイミングで売却できれば(そして、売却益にかかる税金もきちんと支払えれば)キャピタル・ゲインの儲けで借金が返せるが、株価が予測した水準まで上昇しない、もしくは逆に下落してしまった場合は、望み通りの売却益も得られないので、損失ばかりがふくらみ、結果として借金を返済できず破産せざるをえなくなってしまう。

この状況では、企業自体が倒産寸前で息をしていないような、ボラティリティが異常に高いハイリスク・ハイリターンの株式に1点集中で投資しないとまとまった売却益を得ることは難しいので、一か八かのギャンブルとなってしまう。

まあ、要するに、競馬やパチンコで借金を返済しようとするのと一緒、ということになるか・・・

信用取引でレバレッジをかけすぎてしまう

株の取引経験が多少なりともある個人投資家であればすでにご存じかと思うが、証券会社を仲介して株式の売買をする場合は、信用取引を行うことも可能だ。信用取引とは、自己資金だけではなく、証券会社から借金して資金を借り、大きな単位で資産の売買を行う行為などを指す(また、別の手法としては、証券会社から株式を借りてきて、空売りを仕掛けることもできる。この場合、借りた株式は、当然だが必ず返却しなければならない)

レバレッジをかけた状態で株式に投資する場合、自分の予想通りに株価が動いた場合は儲けがガッポリ入ってくるが、読みと反対の方向に相場が動いた場合は、損失が膨らんでしまう。

ちょっと単純化しすぎかもしれないけれども・・・例えば、自己資金100万円に、900万円を借り入れて、1,000万円ぶんの日経平均先物を信用買いしたとする。で、この先物の価格が、読みに反して800万円に下がったしまったとする。この状況では、先物を売り払っても、800万円しか手元には戻ってこない。全額を借金の返済に充てたとしても、まだ、借金は100万円残っている。じゃあ、残りの100万円は、どうやって返せばよいんだろう・・・?

このように、信用取引に失敗して負債を返せない状況になったら、最終的には破産せざるをえなくなる。

※ちなみに、信用取引で借金を抱えることになった場合、自己破産の免責が認められず、裁判所に免責不許可事由とみなされてしまう可能性もあるようだ(つまり、借金をチャラにできなくなる)
このような局面での素人判断はもっともリスクが高く危険なので、必ず法律の専門家に相談していただきたい。

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