ロイヤル・ダッチ・シェルの業績、株価は今後どうなるのか?

(2012/10/20)

ロイヤル・ダッチ・シェル(Royal Dutch Shell )が、ベトナムでの事業から撤退すると発表したそうだ。リンク先の日刊ベトナムニュースの記事によると、撤退した主な理由は、シェルブランドの使用済み空ボンベが違法ガスの販売に悪用され、偽造ガスが国内市場に広く流通してしまったためだという。同社は、ベトナムへ出資している持分の全額をタイのサイアムガス社へ売却することで撤退を完了する。

ロンドン証券取引所(LSE)で取引されているロイヤル・ダッチ・シェルの株価は、2012年10月19日現在、2,155.50英ポンド。ニューヨーク証券取引所で取引されている株式の株価は、68.74ドル。株価収益率(PER)が8.18倍となっており、好調な業績が続いている石油会社のイメージからすると、意外と低いんだなと思ったり。ちなみに、配当利回りも4.70%となっている。

ロイヤル・ダッチ・シェルの業績に影響を与えるかもしれない要因は・・・?

同社は石油を売る企業であるからして、競合する製品として脅威になり得るのは、やはりシェールガスではないだろうか。

日経新聞に掲載されたFTの記事石油大手を苦しめるシェールガス革命によると、2012年第2四半期の同社の決算では、利益が1年前の66億ドルから13%も減少して57億ドルになったとのこと。天然ガスの生産が急激に増えていることからガスの価格が急落しており(一般論として、需要に対する供給量が増えればそのコモディティの価格は下がる)、石油の売れ行きに大きなダメージを与えているようだ。

結果として、シェルを始めとする石油メジャーも、「石油」ばかりを売っていては事業がジリ貧になる恐れがあるからして、シェールガス事業への展開を検討することも余儀なくされている様子だ。

ロイヤル・ダッチ・シェルの株式のPERが予想外に低くなっているのも、このシェールガスの影響なのかしらん・・・!?
同社の時価総額は世界でも有数の巨大企業そのものであり、今のところ、フォーブスなどの企業ランキング上位の常連だ。しかし、エネルギーの市場に革命が起こることで、同業界の中での力関係も大きく変わってくる可能性もある。

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