ニューディール政策とは?そして、その評価は?

(2012/12/15)

ニューディール政策。世界恐慌による不況から脱するために、アメリカ合衆国大統領のフランクリン・ルーズベルトが1930年代に行った政策ということは知っているけれども、「じゃあ、具体的にどんな政策を実施したのか?」の具体的な内容だとか、結果としての評価は成功だったのか失敗だったのか?については、恥ずかしながらあまり理解できておらず(^ ^;
ニューディール政策とは何だったのか?―について、ちょっと調べてメモを作ってみたい。

リンク先のWikipediaに掲載されている解説によると、ニューディール政策の特長は、政府が市場経済に積極的に関与したこと。これは、「市場への政府の介入は限定的にとどめるべし」という、それまでの歴代政権が採用してきた古典的な自由主義的経済政策から大きく転換したものだという。

ニューディール政策として、ルーズベルト大統領が実施した一連の施策の例:

  • 緊急銀行救済法の制定。銀行危機を鎮静化させるための法律。この法により、財務省が銀行を監査したり、財務状況が不安定な銀行を政府が支援することが可能となった
  • 大規模な公共事業の実施。例として、テネシー川流域の総合開発を目的としたテネシー川流域開発公社(TVA)の設立など。
  • 失業対策プログラム「市民保全部隊(CCC」による、とくに若年労働者の失業問題の改善
  • 農業調整法(AAA)の制定。政府による過剰生産物の買い上げなどを実施し、農産物価格を安定させることで農民の救済を図った
  • 全国労働関係法(ワグナー法)の制定。最低賃金、最高労働時間、労働者の団体交渉権などを保障することにより、労働者の権利の拡大を図った

ニューディール政策の評価 ― 成功したのか?失敗したのか・・・?

ネット上のソースをざっと斜め読みした限りでは、ニューディール政策は結果として失敗だった、という評価が大勢のようだ。

例えば永井俊哉氏は、サイト「システム論アーカイブ」に掲載されている論文ニューディールは成功したのかで、ニューディール政策の結果は、ヒトラーによる全体主義的経済政策と比べると芳しくなかったと述べられている。ニューディール政策によって米国の失業率は一時的に低下したものの、翌年は再び跳ね上がってしまった。さらに悪いことに、その後も失業率は高いまま推移してしまい、再び低下が見られたのは、太平洋戦争が始まってからだったという。
戦争を始めるまで失業率の上昇を抑制することができなかったのであるから、ニューディール政策は失敗だったと評価せざるを得ない・・・という論調だろうか。

しかし一方で、ニューディール政策は成功だった、という意見を述べられている方もいる。

ブログ「Maimaikaburi」さんは、常識を疑ってみる 〜ニューディール政策は大成功だった〜というエントリー記事を書かれている。同記事では、米国が第二次世界大戦に参戦したことが壮大な公共事業であり、ニューディール政策の一環であった、と捉えられている。つまり、ニューディール政策は戦争までを包含していた、という考え方であろうか。

うーむ、ここは難しいところかも(^ ^;
私が抱いているイメージでは、当時の米国の政権は、「ニューディール政策が失敗してしまったから、もう戦争するしかないか・・・」というロジックで戦争に踏み込んでしまったのだと理解している。

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